第3話
夢世 瑠璃花さんに教えて頂き章管理をさせて頂きました。
えー、前回のあらすじですが「P-X」へ走っていくところで終了しました。
今回は、「P-X」に着きメンバーが数人出てきます。
それでは楽しんで見てください!
・・・あれから何分間走り続けたことだろう。やっと林の隙間から壁が見えてきた。
今は、どうやら・・・10時52分だ。早々に遅刻とは・・・とりあえず誰かにこの状態を説明してほしい。
「あれ、そこにいるの新人君じゃない?」
「ん、あぁたしかにあいつだ。おい!そこのガキこっち来い!」
天の助けだ。神様はまだ僕を見放していなかった様だ。「P-X」のメンバーなのだろうか。振り返り見てみると、一人は髪の色がピンクでもう一人は夜でも輝きそうなほど美しい銀髪だ。歳は二人とも僕よりだいぶ年上のようだ。
「お前・・・名は?」
銀髪の人が聞いてくる。背が高いので上から聞こえる。敬礼をしながら僕は答える。
「はい!E.U.連盟士官学校の1年のライト・ジャックです。本日付けでP-Xに配属になりました。」
「そっかぁ~。あ、そうだ紹介が遅れたね。僕はP-XのNO.3アレクサンドルだよ。でっかいのがNO.2エディクだよ。」
歩みながらアレクサンドルさんは聞いてきてくれる。
「何か質問は?」
「では・・・『P-X』とは何ですか?」
アレクサンドルさんが言う。
「そうか、よく考えれば全部極秘だったね。というより噂になっていなかった?」
「いえ。・・・というか皆少しは知っているらしくて、僕だけ知らなかったようです。」
「そっか~。『P-X』とは、サイキッカー、つまり“超能力者”を集めた部署だよ。」
「・・・ではなぜ僕が『P-X』に選ばれたので・・・」
(まてよ、まさか・・・でもそんなことは?)
「・・・まさか僕はテレポートが使えるのですか?」
「あぁよく分かってるじゃねえか。そうだ1階から3階まで移動したぜ。」
エディクさんが答えてくれる。・・・ってか何で知ってんだろう。
「何で知ってんだって顔してるな。俺は結界師だ。ほぼ常に探知用の結界と防御用の結界を張っているから何か能力を使えば俺は気づくことができる。」
「そうなんですか。・・・アレクサンドルさんは?」
「ん、ああ僕は時を戻せるんだよ。」
アレクサンドルさんが木に手を向けると木がだんだん縮んでいく。その場所には、種が残った。
「すごい。」
「進めることはできないんだけどね。」
そう言いつつアレクサンドルさんは種を土に埋める。
「それじゃ行こうか。」
P-Xとはどのような場所なのだろうか。期待に胸が膨らんでいく。
すいません。予想以上に長くなってしまいました。
とりあえず第三話終了です。
見ていただいた皆様ありがとうございました。
次は、P-Xの中に入るまではいけると思います。
それでは、 真叉風巳