第2話
またお読みしていただきありがとうございます。
今回では『P-X』で難民たちとのコミュニケーション、また死神についての説明も入れていきたいと思います。
それではどうぞお読みください!
・・・その数分後・・・
まさか難民がこれほど多いとは思わなかった。1つの国の者たち全員がここにきていたら当然か。さっきから食料を集めて届けることの繰り返しだ。炎と水はまだいい。日本帝国の料理人がいて手伝ってもらってるし、何よりとても楽しそうだったから。それに比べてエースさんは情報を集め、エディクさんはプレハブ作りの指令に徹している。アレクサンドルさんなど激戦の後始末をさせられている。そんなことをもう何回目の届ける行為なのか分からず厨房に着く。とてもいいにおいがするがやはり何人かは食材がなく暇をつぶしている。炎が食材に気づいたらしく声をかけてくる。
「あ、ライト食材だな。そこにおいてくれ。・・・まだぜんぜん足りないぞ。忍者に手伝ってもらえ。」
「そうですよライト。体を壊しては元も子もありませんからね。そこの二人も手伝ってあげなさいよ。」
「んっ、俺らのこと?」
厨房の奥から神風の声が聞こえる。つまみ食いをしていたのか口の周りにはいろいろ付いている。
「兄貴そろそろ・・・手伝おう・・・ぜ。」
やはりつまみ食いをしながら黒雷が言ってくる。説得力がない・・・。
「じゃあ行こうか。ライトは休んでなよ。」
神風が立ち上がり、厨房から黒雷をつれて出て行く。
「ライト。エースさんが呼んでたよ。」
「あぁ分かりました。すぐに行きます。」
そう言うと僕は人の多い厨房を後にしてエースさんの部屋に行った。ドアをノックする。
『コン、コン』
「入れ。」
ただ短くそう返された。僕はドアを開けて今一度エースさんの部屋を見回す。机と椅子だけだった部屋には、もうひとつの椅子と2杯のコーヒーが置かれていた。
「今日は散々だっただろう。まあ座れ。」
素直に僕はそこに座り、エースさんに尋ねてみる。
「・・・死神とは誰ですか?・・・いや、“ジョーカー”とは誰ですか?」
エースさんが1度息をはき、答える。
「“ダーク”ではなく“ジョーカー”のことか・・・私とエディクの父親代わりだった元『P-X』のNO.1。そいつをある男が襲撃して殺したことは言ったよな?」
僕はただコクリと頷く。エースさんが続ける。
「その男とは“ダーク・ジャック”・・・お前の父親だ。そして“ジョーカー”・・・こいつはサタンの魔導師の力を宿して生まれたただの農民だった。しかし“ダーク”に気づかれ能力を覚醒、そして洗脳されているため人形・・・“ジョーカー”と呼ばれているんだ。」
お読みしていただきありがとうございます!
今回では衝撃の“ジョーカー”の過去などを紹介させていただきました。
次回ではこの世界のことをほとんどエースがライトに説明をいたします。
それではまたお読みください!
真叉風巳




