第2話
また読んでいただいてありがとうございます!
2話目です。P-Xへ移動になった「ライト・ジャック」はどうなるのか?
楽しんで見てください!
この人は何を言っているんだ?・・・どうやらそう思ったのは僕だけのようだ。
みんなは教官に怒られながらも歓声を上げてくれている。
-やったな。-なんであいつが?-でもあのP-Xだぜ。スゲえぞ。あいつは何をしたんだ?-
まったくみんな何を言っているんだ?さっきの人が教官に説明を終え手招きをして立ち去ろうとする。
みんなに手を振ってから追いかける。教官が怒りながら敬礼しているようだ。振り返り言う。
「数ヶ月の間でしたがお世話になりました!」
言い切り振り返るとみんなの声援が背中を押してくれる。さっきの人に追いつき質問する。
「あのP-Xとはなんですか?」
「知らないのか?お前?P-Xとは超極秘任務をこなす部署らしい。そして地図上で言えばここだ。」
地図を開き、まずこの学校を指す。そして士官学校と軍の真ん中を指す。まさか入学数ヶ月でこんなに昇格できるとは、そう思った僕は、少し軍の中枢からずれていることに気付く。
「ここだP-Xの者が待っていると言っていたから周辺に行けば教えてくれるだろう。」
とても地味だ。そんなに秘密にすることがあるのだろうか?その場から数分歩き玄関に着く。
「じゃあな。後はがんばれ。」
「・・・どういうことですか。」
「極秘だから『この地図を渡して自分で来させろ』だそうだ。ではな!」
そう言い切り去っていくあの人の背中はとても大きく見えた。
しかし行かない訳には何も分からないので地図を見直して見ると、縮尺があった。そこには1センチで、3キロと書いてあり、指された場所とは10センチ離れていて30キロも離れているようだ。
太陽で方角を確認し、歩み始める。訓練用の林がある。そして地図には『10時半に来い!』と書かれている。今は8時37分。
・・・そしてまた僕は走り始める。
・・・あぁ人はなんて残酷なんだ。
どうでしたか?
次はP-Xのメンバーがやっと出てきます・・・。
次もまた見ていただけるとうれしいです。
真叉風巳