第19話
(あれ、、、ここは、、、?)
目が覚めた私はベッドの上にいた。
明るく、きれいで、広くて、天井の高い部屋にいた。
(うっ
あの時の傷が、、、)
『いたむか?』
『え?』
晴弥さんが入ってきた。
『まだいたむのか?』
『い、いえ。大丈夫です。』
『本当なのであろうな?』
『は、はい。』
(なるべく迷惑かけないで早く帰らなきゃ、、、、)
『あの、ここ…は?』
『わしの城。』
『ということは、、、ここって鬼族の、、、?』
『あぁ。まぁたまたまそなたが倒れてくれたからな。連れてくるのに手間がかからなかったぞ。』
『、、、、、』
『午後からお前を正式に俺の妹として発表する予定だ。ベッドの横にある箱の中に洋服は用意しておいた。それを今すぐ着ろ。』
『えっ…』
『わしはドアの外でまってる3分だ。3分経ったらはいるからな。』
『そ、そんn『はやくしろ!お前は姫だ。ちゃんとした身なりで皆の前に出るのが当然だ』』
そう言い放って晴弥は部屋を出た。
仕方なく私は箱に入っていた洋服をきた。
それはとてもきれいな服だった。
とてもきれいな、真っ白なドレスだった。
結衣が鏡の前で見とれていると晴弥がもどってきた。
『気に入ったようだな?お前は昔そのような服が大好きだった。』
『そ、そうなんですか、、、』
『それじゃ、いくぞ。』
結衣は晴弥に従うしかなかった。