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スノーフレーク  作者:
出会い
12/20

第12話

だがそのようなことを言われても納得ができる訳が無かった。そして結衣にはまだ気がかりな事があった。


「では、」

少し間を置いてから結衣が言った。


「では何故自分には記憶が無いんですか?」


そのとき杏夜の顔が曇った。そのとき結衣は思ったのだ。”また掟、か”と。軽く幻滅しつつも結衣は知りたかった。


「だっておかしいじゃないですか。自分には小さい時の記憶があります。自分の母親と父親と一緒に暮らしていた。その時の記憶があるんです。でも、鬼としての人生は自分の中にはみじんもないんです。それなのに、自分がその鬼の一族だなんて、意味が分かりません。教えて下さい!!」


杏夜達は決まりが悪いような顔をして下を向いてしまっている。


「その理由はわしがおしえてやる。」


晴弥の言葉にみな一斉に晴弥の方を見た。


「ですが晴弥様、それは....。」


「何か問題でも?鬼の長であるわしになにか言いたい事でも?」


「い、いえ。申し訳ありません。」


「では問題ないな。」


そして話が始まった。それは結衣の出生の話。




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