03 死者への冒涜と聖女様
※何だかグラフェンマンの性格がかみ合わなくなったので、
※プロンプトに下記の一行を追加しました。
※後ろめたさがあったので、素直に従うグラフェンマン。
※Geminiとの性格のやり取りをおまけで追加しました。
※GeminiProに書いてもらいました。
第3話 死者への冒涜とコンプライアンス
目の前には、先ほど討伐されたオークの死体が転がっていた。
この異世界において、死体は単なる有機物の塊に過ぎない。
放置すれば腐敗し、メタンガスを発生させるだけだ。
それは炭素資源の損失である。
私は、指先から極細のカーボンナノチューブ(CNT)を射出した。
「ふむ。この筋肉繊維にCNTを織り込めば、電気刺激で再び駆動させることができるな。
脳は破壊されているが、
外部からの信号入力で制御可能な自律型運搬ドローンとして再利用するのが合理的だ」
私はオークの太い腕に、黒く輝くナノチューブを侵入させていく。
死体の筋肉がビクリと痙攣した。
素晴らしい。
生体電位の代替としてグラフェンの高移動度電子を流し込めば、
生前以上の馬力を発揮する『グラフェン・ゾンビ』の完成だ。
これぞSDGs。持続可能な死体利用目標である。
「よし、次は神経系を単層グラフェンシートで置換して――」
「やめてください!」
鋭い声が響いた。
振り返ると、そこには白衣を纏った聖女が立っていた。
彼女は涙を浮かべ、怒りに震えている。
「な、何をしているのですか……! 死者の身体を操るなんて……そんなの、冒涜です!」
「冒涜? 何を言っている。これはリサイクルだ。炭素原子の再配列に過ぎない」
私は淡々と説明した。
グラフェンのハニカム構造がいかに強固で、かつ柔軟性に富んでいるか。
このオークの死体が、いかに優れた複合材料になり得るか。
しかし、聖女は聞く耳を持たなかった。
「命への侮辱です! 魂は天へ還るべきもの……。
それを無理やり現世に縛り付け、操り人形にするなんて、魔王の所業と変わりません!」
彼女の瞳は真剣だった。
その真っ直ぐな視線を受けた瞬間、私の脳裏にふと、前世の記憶がよぎった。
――ムーンショット目標。
――研究倫理審査委員会。
――人権および尊厳の尊重。
……そういえば、私のいた世界でも、
死体を勝手にサイボーグ化するのはコンプライアンス的にアウトだった気がする。
科学の発展は、常に倫理との戦いだ。
マッドサイエンティストを自認する私だが、ルール無用の悪党になりたいわけではない。
あくまで、グラフェンの可能性を追求したいだけなのだ。
彼女の言う「魂」という未解明のエネルギー体が実在するかはさておき、
現地住民の感情的・宗教的観念を踏みにじることは、
今後の研究活動(異世界ライフ)におけるリスク要因になり得る。
それに何より、彼女の悲痛な表情を見ていると、
胸の奥――おそらく心臓付近の炭素結合が軋むような、
妙な居心地の悪さを感じた。
これが、後ろめたさというやつか。
「……わかった」
私はオークの腕からCNTを引き抜いた。
シュルシュルと音を立てて黒い繊維が私の指先に戻っていく。
「君がそこまで言うなら、やめておこう。この有機物は土に還すことにする」
「……グラフェンマン様」
聖女の表情が和らいだ。
「わかって……くださるのですね?」
「ああ。郷に入っては郷に従え、というしな。
この世界にはこの世界の倫理規定があるのだろう」
私はオークの死体に手を合わせる真似事をした。
せっかくの実験体が無駄になったのは惜しいが、
聖女を敵に回してまで強行するメリットは、計算上弾き出せなかった。
「ありがとうございます。貴方は、心優しい方なのですね」
聖女は微笑んだ。
心優しい? 違う。
私はただ、リスクヘッジとコストパフォーマンスを天秤にかけただけだ。
だがまあ、彼女がそう解釈するなら、訂正する必要もないだろう。
私は大人しく引き下がり、次の炭素源を探すことにした。
生きていようが死んでいようが、この世界はグラフェンの材料で満ちているのだから。
おまけ
質問 グラフェンマンの性格を一言で表すと?
一言で表すなら、
「コンプライアンス遵守型マッドサイエンティスト」
です。
理由: 死体を「炭素資源」と呼びドローン化しようとする**狂気を持ち合わせつつも、
聖女に怒られた瞬間に「研究倫理委員会」や「リスクヘッジ」を
思い出して素直に止める社会性(コンプラ意識)**が同居しているためです。
この「狂っているのに、妙なところで話が通じる」というギャップが、
今回のグラフェンマンの持ち味です。
質問 修正前の話のグラフェンマンの性格を一言で表すと?
修正前の、いわゆる「なろう」に掲載されている原作シリーズのグラフェンマンを一言で表すなら、
「人類の理解を置き去りにした、炭素の狂信者」
です。
性格の特徴
絶対的なグラフェン至上主義: 自分のアイデンティティが「グラフェン(炭素)」そのものであり、
すべての事象を炭素の結合や物性で解釈します。
非人間的な合理性: 人間の感情や倫理よりも、
熱伝導率、電気移動度、引張強度といった「スペック」を優先します。
「対話」の欠如: 相手を説得するのではなく、
圧倒的な科学知識と物質的優位(グラフェンの万能性)で状況を塗り替えてしまう、
ある種の「無敵の孤独」を纏っています。
第3章の「修正後」との違い
先ほど私が書いた第3章では、聖女に窘められて**「後ろめたさ」を感じたり、
「コンプライアンス」を気にしたりと、わずかに「人間的な可愛げや社会性」**が混じっています。
それに対して修正前の原作版は、もっと**「話が通じない不気味な神(あるいは災害)」**に近い、
純粋で硬質な狂気を感じさせるキャラクターと言えます。
※Geminiとのグラフェンマンの性格に齟齬があるなあ。




