かもめがとんでる?
見切り発車です。一応車に関係するだけに。
注〜旅行記でもなければカーマニアな話でもない、作者の随想(ただの妄想?)です。
ある夏の晴れた朝、遠出する用事があったので海沿いを走っていると、斜め前方の海上をすーいと飛ぶカモメが目に入った。
珍しい。いや、カモメが珍しいのではなく、飛んでいるのを見るのが。鳥なんだから飛んで当たり前だけど、私が見掛ける時は、何故かいつも砂浜やテトラポッド的なコンクリ建造物の上とかで寛いでいるんだよなぁ。時間帯とか関係あるのだろうか。空を飛ぶのも体力要るだろうし。休憩は必要よね。ま、いいか。
……あれ?そういえば、確かカモメって渡り鳥だから、今見ているのはもしかしてウミネコかも?しかし、見分けられるだけの知識はない。後でカモメとウミネコの違いを調べてみよう。目的地に着くまで覚えていたら。
『カモメ』といって連想するのは『ジョナサン』。
あの小説って、タイトルだけ見ると童話かな?と思うけれど、読んでみると、いや、何というか。飛ぶことを突き詰めて次のステージへ昇る、的な?哲学とか宗教とかにカテゴライズされそうな内容だったと記憶している。
同じ作者の『イリュージョン』も内容的には同じ傾向だった(登場するのはカモメではなく人間だけど)ような…。空に魅せられた人(或いは飛行オタク)による純粋に空を飛ぶことへの賛歌とでも言おうか。異論は認める。どちらも読んだのは高校生の頃(?年前)のため内容はうろ覚えなので。
ええと、それで、作者の名前は何だっけ。ど忘れしてしまった。うーん。
スタインベック……いや、それは『怒りの葡萄』の人だ。
パール・バック……いや、それは『大地』の人だ。
……あ、リチャード・パックだ。うん、確かそう。違和感が残る気がしないでもないけれど、ともあれ思い出せてよかった。
よし、目的地までもう少し。カモメの出てくるあの懐メロでも口ずさんで行こうか。
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(目的地到着後)
ええと、『カモメとウミネコの違い』は……ふむふむ。
(検索語入力途中でドンピシャな候補が表示される。同じことを調べる人は多いのね^^;)
カモメもウミネコも同じチドリ目カモメ科カモメ属。
カモメは渡り鳥で、日本には冬に渡ってくる。鳴き声はクゥークゥー。
ウミネコは留鳥で、年中日本の海辺にいる。鳴き声はミャーミャー。だから『海猫』なのね。鳥だけど。
一番簡単な見分け方は嘴。端が黒いのがウミネコだそうだ。でも遠目じゃそこまで判らないよなぁ。私、近眼だし。まあ、今は夏だから、さっき見たのはウミネコで確定かな。
あ、一応作者名の答え合わせもしておこう。
『カモメのジョナサン、作者』……と。
……正解は『リチャード・バック』とな。惜しい。濁点と半濁点の違いだったか。
でも、全く思い出せないより、あとひと息の方が悔しいのは何故なんでしょうね?
御高覧ありがとうございました。
願わくばまたお会いできますように。