人の声
ある1人の少年A君がいました。
から始まる物語があった。
「やあ、聞こえているかい?僕はたった一行で生まれた少年A君。突然だけど小説の中の人は本当に生きているのかな?君たちみたいに考え、話し、人生を謳歌しているのかな?僕の言っていることはこれ書いている筆者さんの頭の中のことに過ぎないかもしれない。だとすると僕が自ら考えたり、喋ったりすることはないってことになるのかもしれない。物語に書いてあること以外は話すことができない。それは本当の【人】って言えるのかな?なんとなくわかってくれたかな?この考えは他のどの小説にも当てはるかもしれない。少し話しを変えよう。本を読む時に頭の中に声が聞こえるって言う人がいるらしい。その人の中では登場人物は話し、生きてるのかもしれない。どうだい?僕の声は聞こえるかい?まあ、今の質問の答えを僕は知ることができないんだけどね。さっきも言ったけど小説に書いてあること以外話すことはできないしすることもできない。しかし僕は一つの道しか歩めないと思っていない。他の物語もそうだ。例えばある物語があったとしよう。その物語のラストシーンラスボスの魔王を倒した勇者が最愛の人を助け一緒に元いた街に帰った。そんなハッピーエンドな物語があったとする。果たしてこの2人は幸せになれたのだろうか。まずまず元いた街にちゃんと帰ることはできたのか。それを考えるのは僕たちじゃない。これこそが僕が一つの道しか歩めないと思っていない理由さ。君たちが考えた僕たちは本当の【人】であるのかな?
ここまでみたいだ。あとは頼むよ。
どうもうみつきです。学校の下校中に考えたことでしたけどどうしでした?こう言うのは初めてだからわからないことが多いけどちょっと挑戦してみたいです。短い小説を書いてやって行きたいと今は思っています。さて、この声はみなさんにはどう聞こえていますか?