聖なる妖精として生を受けましたが勇者と魔王に求愛されています。
聖なる妖精であるマリーザは、魔王を封じるために勇者を助け守ることを命じられ、神より生を受けた。
このカトランディア王国では、勇者は国の破滅の象徴として蔑まれている。
それは、勇者が生まれるたびに魔王ディラズがカトランディアに攻め入ってくるためであった。
「殺されるなり魔王を封じるなり、好きにするがよい。 早く出て行け、疫病神が……。」
勇者の生まれ変わりであるカイルは、国王からまるで厄介払いのように国を出るよう命じられる。
マリーザは、人間から嫌われ、傷ついたカイルを支えるために、共に旅に出た。
「カイルは私が守ってみせるよ!」
「マリーザは渡さない。」
「それはもともと私のものだ。」
ひとつの魂を巡り、孤独を恐れた者たちの戦いが始まる。
疫病神と呼ばれた勇者
2020/07/07 07:47
旅立ち
2020/07/07 08:05
世界樹と聖剣
2020/07/07 09:42
大切なもの
2020/07/07 10:24
嘘
2020/07/07 11:28