表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神よ、与える前に考えてくれ、トイレットペーパーは武器じゃないっ!  作者: エッチな思考の鈴木
第一章 始まりは高難易度ステージ
6/92

第5話:目指せ、トイレットペーパーマスター!!





ふぅ・・・。




皆様、前回は大変失礼いたしました。

前回の私はどうかしていました。

テンションがまずおかしかった。

でも、それも仕方のないことでしょう。




―――美少女になる、それは・・・



『男性ならば一度は考えたことのある、願望の一つではないでしょうか?』



男が最後にたどり着く、最強で最上級のフェチズム。

それこそが・・・女の子になってみたい願望!!

それこそが・・・トランスフォーミングッ女体化っ!!!


おっぱいを使った、おひとり様行為ってどんな感じなんだろう?


あの二つの奇跡のボタンは

きっと男の物とは比べ物にならないぐらい凄いんだろうなぁー!


あぁ、もし俺が女の子だったら

世界中の男の子たちを幸せにしてあげれるのになぁっ!!


そんなことより、気兼ねなく女の子の身体を弄りまわしたいなぁっ!!!


あぁ、女体化っ!!

あぁ、いけない考えとは分かっていても!!

ちょっと気になるっ!!!

そんなお年頃の夢見る男の子たちよ・・・。



―――残念だが・・・現代医学では、そんなものは夢のまた夢。


手術を行えば、性器だけは変えることはできるでしょう。

いや、現代医学では声帯すらも変えることができるでしょう。

まぁ、仮に?

整形等も行えば、美しいニューハーフになることは可能でしょう。


だがしかし・・・




「天然物の美少女にはなーれぇませーんよねぇ?」




ハッハッハ、一人で愉悦してしまってすまない。

しかしだ、おかしなテンションになるぐらいに。

そのぐらいにっ!!・・・最高に気持ちよかった(パラダイスだった)のだ。


少なくとも、女体化してくれた神への好感度が50は上がった。

今なら、神に私を抱かせてやってもいい。


いやだって、何が素晴らしいって

水面に映った悶えるマイフェイスちゃんが、最っ高に尊いのだ。

あと、喘ぎ声なんかもめっちゃめちゃ可愛い。


自分自身が、完成された最上級の天然オカズ装置なのだ!!

もう、何て言うかさ・・・




トイレットペーパーのことなんて、どうでもよくなるくらい感動している!!




いや、ごめん、今のはウソウソ。

いや、本当にどうでもよくなったりしてはいないよ?

いやいや、ほんと、ほんとだよ?



―――まぁ、何にせよだ。


賢者モードを迎え、今の私は最高に冴えているはずなので!!



「これより!今度こそ本当に!第2回!!

 トイレットペーパー君を最強に使いこなす実験タイムをぉぉおお実施する!!」



と、言ってはみたのものの・・・

実はもうすでに、一つ目のトイレットペーパー君の特殊能力はわかってるのだ。

そう・・・

その記念すべき最初のチート能力とは・・・




空間転移能力だっ!!!(どやぁ・・・)




これは間違いない。

絶対に間違いない。

そして、発動方法もわかる。


何で実験してもいないのにわかるかって?


ハァーー、これだから一般ピーポーの諸君は困っちゃうぜ(*´Д`)

考えてみて見てくださいよ?

だってそうでもなければよぉー

オーガを撃退時に、トイレットペーパー君が手元にあるはずがないのだるぉ?


あの時、私はとにかく必死だった。

何でもいいから、打開する何かが欲しかった。

つまりだ、あの時の私は心のどこかで()()思っていたのだろう。


トイレットペーパー様、来てください、お願いします、何でもしますから、と。


だから、ただ念じればいいだ。

ただただ、念じればいいのだ。

私は、トイレットペーパーが欲しいと!!



まぁ、ものは実演あるのみ。

現在、トイレットペーパー君は私の前方20m先の地面に置かれている。


私の予測では

念じた瞬間ト、イレットペーパー君は一瞬でその場から消え。

念じ終わったときには・・・きっと、我が手の平に降臨してくれているはずだ。


フッフッフ・・・。

さぁ、ここはかっこよく決めてやろうではないか・・・。

トイレットペーパーがまるで使えないと思ってた間抜けで愚かな読者たちよっ!!

目と耳をかっぽじって、よーく見ているがいい!!!



新緑(しんりょく)の女戦士、新緑騎士(グリーンナイト)究極最強(アルティメット)超少女(スーパーガール)が命ずるっ!」


「さぁ、こいっ!!

 我が最強のぉおお・・・トイレットォォ・・・ペェェエエパァァアアア!!!」



その完璧なる呪文を唱えた、その瞬間


トイレットペーパー君は


私の手元に 




こ・・・こなかった!!!




こなかっ・・・



ん???


えっ、こないの??

えっ、話違うくなぁ~い?

ここは物語の流れ的にも、絶対に来るところじゃなぁ~い??


いや、転移とまでは言わないからさ、飛んでぐらいは来てよ、ねぇ。

えっ・・・時間差でとかすらも来てもくれない感じなの?

えっ・・・なんで?

なんでなんで??

なんで・・・

えっ、だって・・・なん

なん・・・

な・・・



「なんでじゃ・・・ボケかすぅうううううううううううううう!!!」




―――私は全力で走った。


トイレットペーパーの野郎の元へ、全速力で走った。


顔面を真っ赤に火照らせ

半泣きで頬と唇をプルプルさせながら走った。


いや、別にトイレットペーパー君が何か悪いことをしたわけではない。

ただ、微かな淡い希望を踏みにじられて、やるせなかったのだ。

ただ、当たる相手が欲しかったのだ。

念のために言っておくが


決して

どや顔でした予測がはずれた恥ずかしさを

大声で放った中二病全開の呪文の恥ずかしさを

読者を散々煽り倒して、見せたこの間抜けっぷりを

紛らわせるための行為ではない。


断じてないっ!!

断じて、断じてないもんっ!!!




目標・・・確認完了。

キック角度・・・12度補正。

ターゲットロック・・・オンッ!


受け取れ・・・


我が悲しみ!!

我が痛みぃ!!

我が恥ずかしさのぉおおお!!!




「超ウルトラダイナミックスーパーアングリィキィイイイイイイイック!!!」




なんという完璧なフォーーーーンムッ!

私選手の完璧なシュートが決まったぁあああ!!

いや、お前は何と戦ってるのかって?

やかましいわっ!!


まぁ、何にせよなぁ!

あの小憎らしいトイレットペーパー君はなぁ!

私のスーパーキックで勢いよく蹴り上げられてなぁ!

私の余りのキック力に為す術もなく、空中でロールがブワッとほどけてなぁ!


ブワッとほどけてなぁ!

ブワッ・・・とほどけて・・・




「えっ?」





私に、襲いかかってきた。




さぁ、遂に動き出したタイトルテーマ!

トイレットーパー君の反撃の時間だぁ!!(物理)


ちなみに次回も恐らく、紳士向けの回になります、えぇ、はい。


<追記>

1月30日21時ごろに大きめの改変しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ