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神よ、与える前に考えてくれ、トイレットペーパーは武器じゃないっ!  作者: エッチな思考の鈴木
第三章 前進は異世界宿屋と共に
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第56話:祝福、幸せを運ぶ味と、幼女のぷにぷにサンド添え




「プリニア、マイノちゃん、あ~~~ん。」


「「あ~~~。」」


私の力作がスぺスぺほっぺの幼女たちのお口へと運ばれる。

マイノちゃんは大きく見開いて、その新しい味に驚いている。

対するプリニアは頬袋を膨らませながら、凄い真剣な顔で吟味中。

そして……プリニアが大きく腕を突き出し、勝利の親指を立てた。


2人の反応に満足し、自身も1週間、研究に研究を重ねた逸品を飢えた舌で堪能する。

フワフワとしたパンをゆっくりと歯で押しつぶして行くと、

次にシャキシャキとした触感のレタスが現れ。

そして、メインディッシュである秘密そのソースを纏った肉塊からだらりと肉汁が溢れる。

そして、私の口の中を甘辛いテリヤキソースとそれに混じるマヨネーズが幸福で支配していった。


そうこれは正に……完璧なる『テリヤキバーガー』であるっ!!


まず、最初の3日で、私は甘くないパンの作成に成功した。

そして、調子に乗って『醤油』の制作に移ったわけだが……。

結果から述べれば、完全に辛い醤油作りには失敗してしまった。


醤油の味事態は作成に取り掛かった直ぐに簡単に完成させることが出来たのだ。

しかし、どうしても甘さは残ってしまった。

パン作りでも使用した、甘さを抑える『ポングの実』を使ってはみたのだが……。

やはり、完全な辛さを引き出すことはできなかった。


加熱の工程を入れなければ、ポングの実は上手く作用しないらしい。

しかも、加熱をすることでポングの実はエグみの様なまずさが出てしまうため、

パンの様に、味がかなり薄まる様な加工でないと使用できなかった。


このため、私が完成させたテキヤキバーガーは


バンズ(甘くない)

レタス(甘い)

テリヤキソース(甘辛い)

マヨネーズ(甘い)

ハンバーグ(ちょっと甘い)


となる。

ハンバーグの甘さを少しでも抑えられただけでも私個人としては非常に感動している。

ついでに言えば、最強調味料の一角をなすマヨネーズまで作れてしまったし。

勿論、甘いのでマヨネーズ単体として使うにはちょっと気持ち悪い味になっているけどね。


作れたものに限りはあり、予定通りには作れなかったものの。

最終的に完成したこの『テリヤキバーガー』に、私は100点満点をつけてあげたいっ!!


「デア……もっと食べたい。」


プリニアが指を加えて物欲しそうに私に懇願してくる。

正直、今日でなければ速攻超特大サイズバーガーを振る舞っていた所だ。


「プリニア、残念だけど今日は夕飯までお預け。」


「うぅ……。」


「そんな悲しそうな顔しないの。

 代わりに、夜は特大サイズなのつ食ってあげるから、ね?」


「んっ……!!」


目を爛々とさせ、一気に笑顔になるプリニア。

余りにその様子が可愛かったので、ほっぺを押さえてぷにゅぷにゅしてしまった。

気持ちよさそうにしているプリニアを眺めていると、ふと、物欲しそうな視線に気づく。


「マイノちゃ~ん……もしかして、欲しがりさんかなぁ?」


「あっ……いやっ!?その……。」


「ほれほれ、こっちにきたまえ。」


恥ずかしがりながらも、素直に近づいてくるマイノちゃんの癒されながら

私は二人目の幼女のプニプニほっぺを両手で堪能する。

最初は緊張とドキドキが混じっていた硬い顔が、幸せに解かれていく姿がまた愛おしい。


マイノちゃんはしっかりしているが、実際はまだまだ幼いのだ。

そして、本当なら甘えたい盛りであり。

こんな私で幸せを感じることができると言うのなら、一肌でも二肌でも脱ごうじゃないか。


今このひと時は自身が女性の身体あることに大きく感謝しつつ、

私たち3人は共に緩やかで何でもない幸せを噛みしめていた。


「さて、2人とも。そろそろ夜に向けて準備しようかっ!」


「「んっ!/はいっ!」」




―――そして日は暮れ


今回の主役が我が家の扉を開ける。


「ただいま戻りまし……って、うわぁっ!?」


扉の前で待ち構えていた私を見て、エリックが素っ頓狂な声をあげる。


「私の顔見ただけで驚かれても困るんだけど?」


「いや……玄関開けたらいきなりだったんで……。」


それでも、美少女の顔を見て驚くのはいかがなものかと。


「まぁ、いいや。……で?どうだった?」


「はい、それは勿論。大丈夫でした。」


「そっかそっか!それじゃあ、気兼ねなくお祝いできるねっ!」


そうなのだ、今日はお祝いなのだ。

勿論、慰めの会になる可能性もあったわけだが。

まぁ、大丈夫だと私は信じていたよ。


「そう言う事ですか……。」


「そゆことっ!ってことで、あちらの扉を開けちゃってくださいよ、旦那ぁ。」


「どんなテンションですか。」


薄ら笑いしながらも、楽し気なエリックを見送り。

そして、その扉の先に用意された特大テリヤキバーガーと幼女二人の笑顔をもって。



私たちは、エリックのB級昇格を盛大に祝い明かしたのだった。


バラまいたフラグの回収もそろそろしてかないとね。

そして幼女も定期的にプニプニしてかないとね。


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