スライム、世界に降臨する。
この世界は魔物たちが平和に暮らしているという、なんともほのぼのした世界である。
その世界に今、ある魔物が産まれようとしていた…!
ピシャーーーン!!!!!!!!
「……ククク、ついに地上に降り立ったぞ!魔物ども!恐れるがいい!我が圧倒的な存在感を目の前に!!!」
シーン
「あれ、なんで冷たい視線が……!?
この恐ろしさが分からないのか…?」
そのとき、水溜まりに映る自分の姿に気付いた…
「って!俺スライムじゃねぇぇかぁぁ!!!」
「嘘だろ!?俺は魔王になるために産まれたハズだ!
いや、待てよ…?もしかすると見た目の割に強いかも知れん!」
目の前に向かって全力で念じてみた
「全っ然ダメじゃねぇかぁぁ!!!
そ、そうだ!魔王の卵だから最初から強い訳ではないんだ!
そうとわかればさっそく修行だぁぁ!」
不良「おい、テメェさっきからうるせぇんだよ…!」
スライム「んだとぉ!」(さすがに底辺の魔物には負けないな)
不良「オラァ!」ゲシッ
スライム「ゲボォッ!?」ドーン
軽く蹴り飛ばされてしまった
不良「あんま調子乗んなよぉ?」
そう言ってどこかへと歩き去って言った
スライム「ぐ、アイツ…強い!」
※スライムが弱すぎるだけです
スライム「ま、まぁ修行はまた後でも良いかなぁ~?
その前に住みかを探さなきゃだな!」
次回、家探し