我はスライム。
皆さんはスライムを知っているだろうか。
とある有名ゲームでは最初の敵として出てくるものであり、最も有名な雑魚と言っても過言ではないだろう。
そう、まとめると雑魚である。
簡単にいうと雑魚である。
つまり雑魚である。
そんな雑魚でも人気はとても高かったりもする。
このお話はそんなスライムの物語です……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1月6日
我は生まれた。
この世界の歴史を変えるために生まれた。
ハズだった……
しかし
なんで!?
なんでよりによってスライムなん!?
え、スライムってさ、あれじゃん!?
ほら、あれ、あの~……
そう!あのぷるるんとしたまるっこい可愛いモンスターを想像するじゃん!?
なのにさ、この姿って一体なんなんだ!?
1つ目で体の色が紫、さらにこのバケツみたいな形!
スライムってだけでもイヤなのになんなんだよこの見た目は!?
おいおい、このままやっていけるのか!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふぅ、昔の日記を読んでたら懐かしい気分に浸れるな……
この時はどうなる事かと思ったけど、案外なんとかなるもんだな……」
シャー
カーテンを開けると眩しい朝日が漏れてくる…
今日も新しい1日が始まったばかりだ……