金の斧 銀の斧 ~心がひん曲がった木こりと公然ワイセツの神様~
過去とは虚しいですねw
「ふぅ、疲れた。木を切り刻む仕事は楽しいがいつか人間でやってみたいな。」
心がひん曲がった木こり(以下、木こり)は、森に木を切り刻みに来ていました。もちろん切り刻んだ木は割りばしなどに使われます。
「おっいい木だな。形が人間っぽい。」
木こりは、人間に形が似ている木を見つけました。
「よし、じゃあ腹部を斧で一発やるか、うぉらっ!」
木こりが全力で木を切り刻もうとすると、すぽん。と手から斧が抜けてしまいました。
「あっ!凶器がっ。」
ボトン。木こりの斧は泉に落ちてしまいました。すると、
「やぁ、会えて嬉しいよ。君が落としたのは、この金の斧かい?それともこの銀の斧かい?」
木こりが凶器を落とした泉から全裸の神様(以下、神)が現れました。もちろんしゃべり方から分かるように男性です。
木こり「うわっ。変態だ。」
神「侵害だなー。僕は変態じゃないよ。全裸だけど。」
木こり 「あっ。もしかして法律しらない?」
神「なんの事かい?」
木こり「刑法174条、公然ワイセツ。」
神 「なんだい?それは、」
木こり「知りたいのか?じゃあ教えよう。公然ワイセツとは、不特定多数の人の目に触れる場所で公然とワイセツな行為をする罪。6ヶ月以下の懲役または、30万円以下の罰金が課せられる。」
神「ふーん。それで?」
木こり「あんた全裸でしょ。」
神「あぁ、そうだが」
木こり「誰かー、変態でーす。通報してくださーい。」
すると神は
走って逃げた。