親友まじ天使…?
親友登場と初の公式戦です(笑)
「シーくん!!」
「ん?よお!ももじゃないか♪」
第6話 〜親友まじ天使…?〜
「こんなところでお前にあうなんてなぁ〜」
「私もびっくりだよ!!でも久しぶりに会えてよかった♪」
この女子は、桜木桃江、俺の親友だ。
今俺達がいるのは、とあるスポーツジムだ。
「あ、そうそう、妹ちゃんは元気にしてる?」
「あ、ああ元気にしてるぜ♪」
「そっか♪また、一緒に買い物行こうって伝えておいてね!」
「分かった、伝えとくよ。」
…一つ言っておく、俺に妹はいない。
桃江が言っているのは、女の格好をしていた時の俺だ。
見られた場所は家なんだが…この話はまた今度だ。
その後、2人でスポーツジムを出て、国公認のゲーム区域に行くことになった。
「そういやぁ、ももは格闘家回復係だったな…」
「まあね♪自分の身は自分で守れないとチーム戦も個人戦もできないからね!!」
「桃江に力で敵う人はそうそういないわね…」
桃江のファーストパートナーは蜜柑。オレンジ色の毛並みをした犬型だ。
俺の知り合いの中では唯一の回復系の技を使うことができる。
そして桃江は柔道は黒帯、他にも格闘技は一通り習っている。
もともと力が強かったため、俺とは違う方法で治安の悪い世の中から自分をまもっている。
そんなこんなで区域に着くとそこには見知った顔を見つけた。
「梛畔じゃねぇか!!お前もやりにきたのか?」
「ああ…息抜きにな…」
「紫苑…深紅はどうしたのだ?…」
「ああ、ここにいるぜ♪」
そう言うと、紫苑はバックのふたを開けた。
「やっとか、長かったな、ん?白銀と蜜柑じゃないか…紫苑、お互いに紹介した方がいいんじゃないか?」
深紅は外に出ると周りをみて(主に桃江)紫苑に促した。
「あぁそうだな、もも、こいつは黒鋼梛畔だ。んで、こいつのパートナーの白銀だ。」
「どうも…」
「宜しく頼む…」
「んで梛畔、こっちが、桜木桃江だ。で、パートナーの蜜柑。」
「こちらこそ!!宜しく♪」
「宜しくお願いするわね」
お互いに紹介が終わると、ちょうど3人いると言うことで、この3人でチーム戦に参加することにした。
ここのチーム戦は2〜4人のチームを作り、受付の人がくじで決めた相手と対戦することになる。
よって、たまに2対4なんてこともあるんだが、その時はその時だ。
そして、町中でやっている非公式戦と 違うことは、ゲーム内で怪我をした場合もリアルには影響しないため、プレイヤー同士の戦闘も行われると言うことだ。なのでプレイヤーの武器の持ち込みも許可されている。
勿論ギャラリー用の席もあり、フィールドは力の強い方のフィールドになる。
プレイヤーはギャラリーを楽しませたりするために、エフェクトを着けたりすることもある。
そんなこんなで、今回俺達と対戦するのは4人組のチームになった。
準備のために、決まってもすぐに始まらないのも公式の特徴かもしれない。
とりあえず、俺達は作戦をたてて挑むことにした。
対戦まで…あと、少し…
感想良ければくださいね!!