目指す、先には。
『この漫画、面白いよね!』
『先生にすごい怒られちゃった…』
『うん、うん。あたしもそう思う!』
『もえのちゃん、だぁ~いすきだよ!』
「『もえのも、ひおりちゃんのことだいっすきだよ』」
「はぁ……」
また、古い記憶が現れる。
「萌乃~今日遊べる?」
「……あー、今日無理っぽい。」
「えぇー、もえのん今日もダメなの?」
「…来週の金曜だったらいけそう。たぶん。」
「たぶんて」
「あっはっはははっ」
別に2人のことが嫌いなんじゃない。でも──
「早く、帰りたいな。」
ガチャ
「…ただいま。」
そう呟いても、家からはなにも聞こえない。
良かった。姉は部活だ。
「これを、こうして………こっちだったらいけるかな………」
ガチャ
「ただいまぁ~」
「っ、」
PCの時計を見ると、19時40分だった。
「~~~~~んでさぁ~~」
「…………………」
姉が喋っている間に、淡々と、胃に食べ物を収める。
「ねーねー、日織って─────」
その名を出されてからは、あまり覚えていない。
カチッ
「やっと、見つけた………! 会いに行くからね、ひおり、ううん。
琴本日織。」
「萌乃!今日こそ行けるよね!」
「……ごめん、でも、来週だったら行ける。絶対。」
「来週だよ!!」
数十分ほど、電車に揺られる。
「ここだ…………」
ピーンポーン
『はい、どちらさまですか?』
その声だけで、報われた気がした。
「音知川 萌乃です。日織はいますか?」
かちゃ
「……もえの?」
「うん。5年前、書道で一緒だったもえのだよ。」
日織は、もっと美人になっていた。
「入っていいよ。」
「……ありがとうっ」
日織の家は、すごくいい匂いがした。
夢のようだった。でも、浮かれていた。
「あれ?萌乃、どうしたの?」
「………ッ!」
うそ、でしょ……………
「にしても萌乃が来たいんだったら言ってくれば良かったのに~」
「ふふっ、あたしも大歓迎なのに───」
見れない。 姉とあの子が仲睦まじく話しているところなんて。
なんで。
なんで。こんなにも頑張ったのに
また、姉がいる。
おひさっす!抹茶畑でございやんす!
まさかのスマホを変えてから初投稿が短編ッ!?
闇と百合って、神じゃね?




