ある日の夢
初投稿です。ご容赦ください。
真夜中の丘の上にある大きな楠木の傍で、小さい僕は泣いていた。
空は眩しいほど恒星が光り輝いている。
雑草は生い茂り、遠くの田んぼでは蛙が鳴いている。
月明かりで影ができる中、僕はずっと泣いていた。
月が煌めいた。
刹那、木が根元から揺れるほどの風が吹いた。
葉たちは吹き飛ばされ、僕は木にしがみついた。
しがみついている間も、僕は泣いていた。
いつしか風は止んでいた。
僕は泣き止んで、仰向けに寝ていた。
視界に映るのは、満天の星空と太陽のように眩しい月。
目を焼かれながらも、僕はそこに居場所を感じていた。
背後に人の気配を感じた。
ザッザッザッ、と足音が聞こえる。
その時、少女が僕の視界に飛び込んできた。
少女は白いワンピースに麦わら帽子、顔は見えなかった。
「後ろを見ないで、こっちに来て」
少女は必死な形相をしているようで、僕の手を強く掴んでいた。
僕は言われるままに走ると、背後に熱気を感じた。
熱気はみるみる膨れ上がり、火傷するような熱さになる。
僕はなんとか熱気を振り払おうと、後ろを振り向いた。
そこで目が覚めた。




