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一章 出会い

プロローグ

 『高弘くん。クリスマスのイルミネーション一緒に観に行こうね!』


『良いよ。聖華しか一緒に行く人居ないし』


『もう、正直じゃ無いんだから。』と言い、彼女と僕は軽く笑い合った。


一章 出会い

 

2018年4月6日


『高弘!さっさと起きなさい!今日は星聖高校の入学式でしょ?遅れたら初日から問題児扱いされるわよ?ほら起きなさい!』という母親の甲高い声で起こされた。

『全然間に合うのに...』と僕はボソッと呟き、ゆっくりとした足取りで洗面所に向かった。蛇口から出る冷たい水で僕の目は完全に覚めた。朝ごはんは白米、豆腐の味噌汁、納豆、サラダ、焼き鮭といった普通の家庭の朝食である。僕はそれを全て口の中に放り込みそのまま家を出た。

桜が咲いて春風も吹く中、真新しいスーツを着ている社会人、小さい歩幅で歩いている高齢者、星聖高校の制服を着た人もいる。みんな楽しみにしているような表情をして歩いていた。『何がそんなに楽しみなんだか』と僕は心の中で呟いた。

『何がそんなに楽しみなんだかって思ってる顔をしてるね〜君。』と僕の心を読んだようなことを突然隣から言ってきた。彼女の顔を見た僕の第一印象としてめっちゃ可愛い、髪綺麗、など容姿に関わることしか考えていなかった。『まあ、初めて会った人だしね、しょうがないよね』と心の中で自己完結するのであった。ただ、容姿に気を取られて彼女の質問など一切気にしてなかった。それが彼女にバレて、『もしかして私に目を取られて話聞いて無かった?』などと言い、目を逸らすと『図星か』と笑いながら僕のことを見てきた。『そんなに私のことが気になるんだったら付き合っちゃう?』

...は?何を言ってるんだこの人はと思い、少し引き気味に聞いた。『なんで初対面の人にこんなこと言えるの?』そしたら彼女は『ん〜?まあ君だからかな。』と答え、ますますこの人はなんなんだと僕は思った。『ところで、さっきの告白の答えを聞かせて貰おうか。』と言い、僕はもちろん断った。彼女の声も全て無視し、僕は彼女から逃げ出した。

 しかし、逃げられたのも少しの時間だけだった。彼女と僕は同じクラスになり、『同じクラスだね。』と僕に話しかけて来た。『なんで私の告白断ったの?』と僕に聞き、

僕はまだ君のことがわかってないから。と答えた。そしたら彼女は少し考えている様子で『あ!わかった!』と突然大きな声を出し、僕に対して自己紹介を始めた。

『私は斎藤聖華。好きな食べ物は海鮮系全般、カレーとか。あと好きなことは流行りのファッションとかメイクを自分でしてみて友達にその自撮りを送ったりすることだよ。』と自己紹介を終えた。そして彼女が『私の自己紹介おわり。じゃあ次、君、お願い。自己紹介。』なんと僕もやる流れになってしまった。

僕は適当に『小鳥遊高弘。好きな食べ物は林檎。好きなことは寝ること。』といった、質問の王道的な答えで自己紹介を終えた。

『はい。これで私のことと高弘くんのことしっかり分かったね。じゃあ付き合お。』とまた頭のわからないことを言った。『はあ〜』と僕は今までに無いくらいの大きなため息をついた後に答えた。『もう君の気持ちに折れたよ。わかった付き合おう。』

僕がそう言うと彼女はとても喜んだ。その矢先に僕は『でも一緒に居て楽しくなかったらすぐ別れるからね?』と条件を出した。彼女はすぐに答えを出し、

『良いよ。絶対に楽しませてみせるから!』と意気揚々と言った。僕は聖華に『絶対?』と聞き返して

聖華は『絶対!』と意地を張ったように言った。

『なら期限は2週間で、本当に僕が君のことを好きになれたら本格的に付き合おう。でも好きにできなければこれからの学校生活では関わらないと約束してほしい。』と僕は彼女を諦めさせるために厳しい条件をつけたが彼女は『分かった。絶対に好きにさせてやるんだから!』と言い、軽い足取りで教室を出て行った。

これが僕、小鳥遊高弘と彼女、斎藤聖華との出会いだった。


 初めて書いた小説なので誤字とかが多いと思うんですけどご了承ください。 

僕は中学生なので文の構図とかもおかしいと思いますが、暖かく見守っていただけたら幸いです。

まだまだ未熟ですが自分なりに頑張って書くので高弘と聖華の物語を見ていて楽しんで頂けたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

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