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~The little love song~
どんなに 遠く 遠く
あなたがいっても
わたしは
あなたに届けるよ。
ありがとう ありがとう
ただ伝えたくて
でも
伝えられなくて
そんな日々
繰り返し
ずっとずっと
生きてきた
バカだね
好きって伝えたい
でも 恥ずかしい
断られたら……
そんなこと気にして
私は
また悩み
また泣いて
いつのまにか
あなたは
遠くに行ってしまった
さよならの前に
あなたに伝えたい
大好きでした……
あなたに恋をしました。 桜の満開の季節。
奏は、高校の正門の前に立ち止まり、ケータイを開くと、メールを打ち始めた。
《ヒロ君!今日やっと私、高校入学します!!今何してる?私は、今もヒロ君の事、覚えてるよ。何年経っても忘れない。あっ後一つ、私、ヒロ君のことが好きでした。今も……》
それだけ、打つと奏では送信ボタンを押した。
その後、すぐにメールが届いた。
《相手先ホストの都合により送信できませんでした。》
ケータイ会社からだった。
奏では、最初から知っていたかのような目で、そのまま、ケータイを閉じた。




