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第六話「アドバイス」

更新頻度安定しなくてごめんなさい!

なるべく更新頻度安定出来るように頑張ります…。

それから約30分後、私達は、

行きと同じ道を通って屋敷に帰ってきた。


「お母様!ステータスについて少しお話が

したいのですけど、いいですか?」


「えぇ、もちろん!と…言いたいところだけれど、

お夕食の時に、皆に報告した方が、カナリアにとっても

良いんじゃないかしら?」


確かに…。兄様達や姉様にも後で言う

事を考えれば、その時にお母様に言った方が、

4人分の反応がまとめて見られて楽しいだろうし、

説明の手間も省ける。


本当は、今すぐにでもお母様に話したいけど、

今は我慢だ。


「じゃあそうします、お母様!」


私の答えにお母様はふふっと笑った。


「やっぱりカナリアを見ていると、

私も笑顔になるわ。」


不意に、お母様がそう言って私を抱きしめた。

驚きと嬉しさが混ざって変な顔になってしまう。


それにしても…笑顔になる、かぁ。

私のスキルの「笑顔」とも何か関係があるのかな?


「笑顔」のスキル説明には、

ステータスに「???」を追加する。と

書いてあったけど、あの後確かめたお父様の

ステータスに、そんな表記は無かったし…。


考え込む私に、お母様は言う。


「私も、初めて自分のスキルを見たときは、

カナリアと同じような感じだったわ。」


「私と同じような…?」


「えぇ。私が持っている『魔法理論』も、

世界で初めて確認されたスキルだったのよ。

でも、説明欄を見てもどんなスキルなのか

あんまり分からなかったから、当時は

今のカナリアみたいに悩んでいたの。」


「そうだったのですね。因みにお母様は、

どうやってそのスキルについて分かったのですか?」


「私の場合はね、一旦スキルについて忘れる事にして

魔法に没頭していたら、いつの間にかスキルの

レベルが上がっていて、説明が追加されていたわ。」


「いつの間にか…ですか。」


「えぇ。だからカナリアも、スキルの事について

ずっと考えるより、何か別の事をしてみるのも

いいかもしれないわね。」


「はい、そうします!」


「あ、そうだわ。ねぇカナリア、

今から魔法の練習をしてみないかしら?」


「いいのですか!?」


「えぇ、だってカナリアは五歳になりましたもの。」


五歳になるまでは、という事でずっと出来ていなかった

魔法の練習をさせて貰えるみたいだ…!


少し、いや、かなり嬉しい。


「じゃあ、お外へ出て練習してみましょうか。」


いよいよ魔法を使えるようになると思うと、

とてもわくわくする。


私は心做しか軽い足取りで、お母様に着いていった。

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