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第十二話「走ってみます」

お久しぶりです。

長らく投稿が空きましたこと、大変申し訳ございませんでした。

ぽつぽつ更新再開します。

「よし、じゃあまずは短距離走からだな。

向こうの木からこの線までのタイムで測定する。

距離で言えば…そうだな、大体50m位だ。

短距離走中、魔法やスキルは使ってもいいが、

余りにコースから外れたりしたら駄目だ。」


「はい、分かりました!」


「では向こうまで行って、準備が出来たら手を挙げてくれ。

スタート出発のタイミングは魔法で音を出して指示する。」


そう言われ、私は木の横へと移動し、手を挙げる。

数秒の後、パンッと何かが弾けるような音が聞こえた。


これが合図、という事だろう。そう判断して私は駆けだす。


「スキル:笑顔!スキル:身体能力強化!」


ほかの競技でも身体能力強化を使うだろうから、

使用魔力量は30にして、温存を測っておく。


前傾姿勢になり、初速の維持と空気抵抗の減少を図る。

その後は、少しずつ身体を起こしていき、

ゴール地点まで全力で駆け抜けた。

結構な好感触で、私は短距離走を終わらせたのだった。


「よし、カナリア、8.5秒だ!」


「そう…ですか…。」


はぁはぁと呼吸を整えながら、私はお父様からその

記録を聞いた。


「とてつもなく早いという訳でも無いが、

それでも五歳でそのスピードはかなりのものだな。」


「ありがとうございます。」


「将来は雷速のギレリウスくらいになるんじゃないか?」


お父様のその言葉に私は笑って無理ですよーと返す。

雷速のギレリウスさんは、絵本の登場人物で、

実在している人を元にしていたと聞いて、

私が一番驚いた人だ。因みに、絵本の中の表現は全部

誇張ではないらしい。つまりスキルを使って早歩きしたら

転移魔法と勘違いされるほど速いってことだよね?異常だ。


因みにお父様はその人には二回に一回しか剣を当てれないし

時々攻撃を防ぎ損ねそうになる、らしい。

え?攻撃当てれるの?と言うかこの言い方的に

本当に攻撃を防ぎ損ねてはいないって事…?

ちょっと戦慄したが、気を持ち直して私はお父様に聞いた。


「お父様!次は何をするんですかっ?」


「次は簡単な基礎能力チェックをして行こうと思う。

上体起こしとか、腕立て伏せとかだな。」


その言葉を聞いて私は少しだけ前世の嫌な思い出が蘇った。

体力測定…本当に嫌だったなぁ…。


思わず顔にそんな心持ちが出ていたのか、

お父様は私を見てふっと笑った。


「根本的な身体能力だって、成長度を測る上では

大事な指標になるんだ。さぁ、とりあえずやってしまおう。」


「はい…。」


そうして、お父様は私を訓練所へと連れて行った。

訓練所というのは、お父様が指揮権を持つ騎士団や

お父様直属の部下たち、使用人などまでが

対魔物・対人・護身など幅広い分野の訓練を

それぞれ行っている、所謂総合体育館みたいな場所だ。

そこに辿り着くと、お父様は説明を始めた。


「さっきも言った通り、これからカナリアがするのは

根本的な身体能力を測る為のテストだ。

だからこの間、カナリアは身体能力強化系の

魔法やスキルを使用してはいけない。」


薄々思ってはいたけどやっぱりそうかぁ…

嫌だとは思いつつ覚悟を決めて私は頷いた。


「まずは何からですかっ?」


「上体起こしからだ。」


そうして私とお父様はまずマットが敷かれた場所に向かった。

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