第九話「初めてのスキル」
本当にごめんなさい。
凄く更新遅くなりました。
某ウイルスにかかったりテスト期間だったりして
書く余裕がありませんでした……。
すみません…。m(_ _)m
「じゃあカナリア、早速聞かせてくれる?」
お夕飯の席に家族皆が揃い、
料理長さん達が作ってくれた
食事が運ばれてくるのを待っている間に
お母様がそう口を開いた。
「はい、お母様。
____ステータス・ウィンドウ!」
発動し、感じる魔力の流れ。
微弱ながらも暖かみを帯び、
それでいて無機質に鼓動する力。
魔法は発動され、目の前には青色に光る
半透明な板。
「見た事の無いスキルがあるわね。」
「『笑顔』か………。」
「ねぇカナリア?そのスキル使えるの?」
「いえ、多分今はまだ使えなかったと……あれ?」
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笑顔Lv1
自らと、一定の条件を満たした周囲の生物に
「???」のステータスを追加し、
それらの人々を、少し幸せにする。
現状、能力の有効範囲は30mであり、
範囲と、その効果はこのスキルのLvに依存する。
現在の効果対象者は以下の通りです。
ガーデニア・エル・ゾルド
ガーデニア・エル・リーラ
ガーデニア・エル・カレル
ガーデニア・エル・アレン
ガーデニア・エル・ミレリア
これら五名に、「???」のステータスを
付与しています。
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スキルを使ってみる前に説明を確認してみようと
見てみると、そこには新しく説明が追加されていた。
「どうかしたのか?」
「えっと…お父様、最初見た時はスキルの説明欄に、
こんな事書かれていませんでしたよね?」
「ふむ、効果対象者……?確かにこんな欄は
無かったはずだが…。」
「これってつまり、お父様達が
この『一定の条件』に達した、という
事ですよね。」
「あぁ、そうなるな」
「えっと?つまり…スキルの説明の所に
新しい内容が追加されてたって事?」
「あぁカレル、その通りだ。」
「何だか分からないけど、取り敢えず
使ってみるっていうのはどう?」
見た感じ危ないスキルでも無さそうだし、と
アレン兄様は続けた。
「そうですね。じゃあ、スキル『笑顔』!」
「笑顔」を発動したその瞬間、私の頭に
幾つかの情報が流れ込んできた。
大きな白い丸と、小さめな黄色の丸が全部で六個。
私と、お母様達の位置が表示されているのだろう。
不思議と心が満たされていき、
熱くなった身体はその熱を持て余し、
鳴動する心臓は力強く血液を流し続ける。
そして、力は滾り、魔力は狂喜し身体を走る。
これが、「笑顔」の効果みたいだ。
「どう?カナリア。」
「えっと…何だか、少し力が湧いてきます!」
「そうなの?」
「なぁカナリア、試しにステータスを
見てみたらどうだ?」
「はい、そうします!…ステータス・ウィンドウ!
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ガーデニア・エル・カナリア
生命力 80→120
魔力200→300
攻撃力70→105
防御力60→90
???6
魔法
「火球」
スキル
「笑顔Lv1」
「魔力操作Lv2」
「身体能力強化Lv1」
称号
「世界の守護者」
加護
「女神の祈り」
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「ステータスが上昇しています!」
「魔力300……!?この歳でそれだけの
魔力を保有している人間なんて、それだけでも
かなり限られてくるぞ!?」
「それに…他の数値も全然低いとは言えない
レベルだし…。」
「攻撃力とかに至っては、私とほぼ
同じくらいよ……?」
「ミレリアは魔法専門とは言え、
歳上にも並ぶ攻撃力…か。」
「本当に凄いわ〜、カナリア〜。」
「えへへ…」
このステータスを見た感じだと、
多分「笑顔」の効果対象者1人につき
全てのステータスが+0.1倍されるみたいだ。
何だか…とんでもないスキルを手に入れて
しまったかもしれない。
そんな事を考えているうちに、
お食事が運ばれてきて、考え事はおしまいとなった。
ステータスではその平均を遥かに上回るカナリアも、
美味しそうな食事を前には、子供らしさを
取り戻すのだった。




