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プロローグ
呑まれてしまいそうなほどに深い暗闇の中で、誰かの声が聞こえた。
叫ぶような、泣いているような、それでいて怒っているような声だった。
あぁ、笑顔じゃ…ない。
笑わないと。笑顔じゃないと。
私は……「笑顔」じゃなきゃ、いけない。
周りのみんなに笑ってもらえるように。
纏まりを失い、暗く、緩やかに解けていく意識の中で私は、口元を歪めて笑った。
私の人生は、そこで終わった。
ー * ー * ー * ー * ー * − * ー * ー * ー *
目が覚めた私の目に飛び込んできたのは、
辺り一面なにもない真っ白でだだっ広い空間と、
その奥の方に立つ、綺麗な女の人だった。
「目が覚めたみたいですね。」
「えっと…はい。貴女は…?」
「私はこの世界を含めた幾つかの世界の管理者。
あなた達の言葉で表現するなら…私は女神です。」
初心者です!
誤字脱字や矛盾点、違和感のある表現等も
多々あるとは思いますが、温かい目で見守ってくだされば幸いです。
これからよろしくお願いします。