かもがねぎしょって…
ん〜。どんな出会い系のシチュエーションで行こうかな? 俺としては、狩場で、ギルドの連中に誘われるのが好きなんだけど。それで良いかな?
JK制服姿で、森の狩場に移動する。ヒーラーだけど、物理系のバフを使用しなくても、この辺りの魔物程度ならば、一撃で倒せる。しかし、攻撃力があることは、絶対に秘密にせねばならない。アタッカーが萎えるし、俺の身を守るための最後の手段でもあるからだ。
人気の狩場である森の狩場で、内股になり、天使の杖を両手で持つ。小動物が震える感じだ。
5分もしないうちに、オスが寄ってくる。
「お〜い! ダイジョブかい? 新人さん? 道に迷っちゃった系?」
こいつは町で二番目に大きいギルドのサブマスターだ。職業は弓士。詳しいステータスは知らない。
「は、はひぃ! ま、迷っちゃった系です! ま、町って、どっちですかぁ?」
半泣きロリっ子をイメージすると、本当に目から涙が零れそうになる。
すごい表現力だぜ! 天使の杖!!
「町はあっちだ。だが、危ないから、送っていってやるよ」
こ、こいつ…俺の時は、<クズはシネ>と言ったくせに…。それに町なら逆方向だろ!!
「で、でも…。お、お金とか、も、持ってませんし…。ご迷惑になりますから…」
「何を言っているんですか? 初心者を導くのも、俺達の仕事ですよ? 今助けられたなら、強くなって、今度、あなたが初心者を助けなさい。それが冒険者ってやつです…」
おぉぉぉぉぉぉぉぉいいいっ!! お、お前、ふ、巫山戯ぇんなよ!!
「は、はい…。あ、あの…。わたしは、ニーナと申します。あなた様のお名前を教えて頂けませんか?」
「お、俺かい? 俺は、アクセル。ギルド・ファイブスターのサブマスターだ。職は弓士。二つ名は、イーグルショットの破壊王さ」
何か、木の根っ子に足をかけて、振り向きざまに自己紹介しやがったぞ!!
「さぁ、ここは危険な魔物が多い。安全な場所で、ゆっくりとお話しましょう」
差し伸べられた手を、我慢して握ると、アクセルは上機嫌になる。
血盟回線を使って、仲間を町から呼び出す。アクセルは俺の手を握ったままに、仲間に守られながら町を目指す。
「あ、あの…町は、あちらの方向では?」
「うん、失礼、あなたの美しさに目が眩んで、方向を見失っていました」
はっ!? まじで? まじで言っちゃってるの??
途中で、わざと転んで、パンチラ・サービスをする。護衛の血盟員、全員分の視線をおパンツがゲットする。
「ご、ごめんなさい。私…鈍くさいですよね…。やはりご迷惑じゃ…」
「な、何を言っているのですか! いい加減にしないと、このアクセルでも怒りますよ!! 初心者は、ベテランの言うことを聞いていれば、間違いないのです。あなたは天使だ!」
もう興奮して、支離滅裂になるアクセルだった。
こんな感じですが、どうでしょうか?
ゆるーい感じで、優しく見守って頂けるとありがたいです。
また、前から疑問だった。”ブックマークお願い”というお願いをすると、本当にブックマークして頂けるのでしょうか?
他の作品は、あまりにも作品のレベルが低く、そんなの頼めないよと思っていました。
この作品は、そんな程度でも良いよっと言って頂けるのでしたら、お願いしようと…。