表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

不安と緊張

目が覚めた。なんだか頭が重くて痛い。

あれは夢だったのか、現実なのか。


夢だったら良かったが、これは現実だ。

"いじめ"

なんとも言えない不安を抱えながら学校へ向かう。



「おはようございます!」

一際大きな声で私に挨拶をしてくる子がいた。誰だろう?どこかで見たことがあるような... 。


あ!

私のクラスの子だ!


昨日の出来事が嘘だったかのような清々しい笑顔。名前は、まや。

「まやさん、おはよう!」

なんだか嬉しくなって私も笑顔で返す。


(昨日はたまたま喧嘩が起きただけだったのかもしれない。それに、まだクラスも発表されてすぐだから、きっと慣れていなかったんだろう。そのうちクラスにも馴染んでいくだろう。)

そう考えると、少しは楽になった。


だが、教室に着くと自分の考えの甘さを痛感する。教室の前に着いた途端、なんだかどんよりとしたいやな空気を感じた。

(何だろう・・・?)

胸に不安がよぎる。


ドアノブに手をかけると同時に昨日の光景がフラッシュバックする。


こわい。


何がこわいのかはっきりとは分からないが、漠然とそんな感情が私の胸に大きな波となって押し寄せた。

ドク、ドク、ドク。

自分の心臓の音が聞こえてきそうなほど、私は緊張していた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ