表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

その日、僕の正座が占い1位でラッキーアイテムは綿棒で、僕は、救急箱から綿棒を一本、取り出してポケットに突っ込み、とりあえず出社した

作者: みつ


出社して、自分のデスクに座り、午後からのプレゼンの資料を作成した。


お昼休みになり、食堂でカレーライスを食べてコーヒーを飲んでいると、新人の女性社員が


「ちょっと、いいですか?」と僕の隣りに座った。そして、言う。


「…実は、私…

社内でイジメにあってるんです……」


彼女の目が潤んでいる。


僕は、そんな彼女を、じっと見つめて彼女の言葉を待った。


「わたし、わたし……あなたに……


私の代わりに、ミニ四駆、作って欲しいんです。


オツボネ、私がホライゾンが一番好きなの知ってて、サンダードラゴン、アバンテJr.しか作らせてくれないんです!!」


そう泣きじゃくる彼女を見て、




…ニッパーはなくても、僕、ハサミは持っているよな



でも、ギアにグリスを塗るとき、手が汚れる……


午後からは大事なプレゼン…!



僕は、ポケットに手を突っ込んだ。


!!!

持っている、僕、今日、良いもの持ってるよ……。


(おわり)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ