第四話 彼女のモダン
どうも!
神田龍二でぇす!
いやぁ、前回読みました?
凄くないですか、俺。
よく知らない女の子のウチにお泊りですよ。
いやぁ、もう興奮が泊まらないや。
で、今は滝川家の人達と、晩御飯を食べてるところ。
「はっはっは、神田君は面白いなぁ」
「美奈、いい子とお友達になったわね。」
「嫌だなぁ〜ママ。お友達じゃないよ!」
友達じゃない・・・!!!!?
“彼氏”って言われて「彼氏じゃないよ!」って否定するなら分かる。
が、“友達”って言われて「友達じゃないよ!」って・・・
やっぱ俺、嫌われてんのか!?
「ごちそうさまでした〜」
「神田君、お風呂入っていきな。」
「あ、はーい。」
じゃっぽ〜ん
「美奈ちゃんと入りたかったなァ・・・」
と呟いた俺。
仕方ないので風呂場で一発コイた。
「ふぅ〜、いい湯だったぁ・・・」
目の前には美奈が。
「あ、龍二君、布団用意しといたよ〜」
美奈の目線は美奈自身の部屋の方を向いていた。
「ありがと・・・って、どこ・・・?」
まさか、その目線の先の、そのベットに二人で寝るのか!?否か!?
「押入れ♪」
「へ・・・」
「ドラえもんみたいでいいでしょ?」
「は・・・はは・・・ありがとね・・・」
そして就寝時間が来た。
かわいらしいパジャマ姿で眠る彼女。
押入れからその寝ている姿を覗いて、必死に目のシャッターを切る。
残念ながら、暗くてよく見えないが。
ちくしょー・・・結局何も出来ないまま終わるのか・・・!?
襲うか?
いや、これからの学校生活がダメになってしまう・・・
下着でも盗むか?
犯罪だ・・・一歩間違えたら、ムショ行きだ。
胸でも触るか?
もし、まだ眠っていなかったら・・・
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
そして夜は明け、俺は自宅へ戻った。
何も出来なかった・・・
なんかシメ悪いですね〜。
龍二のダメさにムシャクシャきちゃうかも。
でも、そんなモンですよね・・・実際・・・