第二話 不良大捜査線!
埼玉県、公立狂気高校。
5月も下旬を向かえ、
どんどん学校に馴染んでいく生徒が増えましたね。
調子に乗った生徒が増えましたよ。
ええ。
しかも上級生は全体的に穏便な人達ばかり。
これじゃあ一年生は粋がりますよ。
そんなある日、俺は、こんな現場に巻き込まれた。
「おい!俺等と一緒にお茶しなぁ〜い?」
「一時間だけでいいからさ」
「ダメですっ!これから塾があるんで・・・」
「いいじゃんいいじゃん。塾なんて休んじめーばよ!」
不良の三人組が女子をナンパしているようだった。
その不良は多分、一年D組の奴だろう。
女子は・・・見たこと無いけど可愛いな。
あ、俺はB組な。
周りの皆は見てみぬ振り。
よくないねぇ、皆さん。
「こらっ、お前ら、嫌がってんだろ?」
俺が話し掛けると、ナメた態度でつっかかる不良の一人。
その不良の一人はデブだった。
そして、その後ろのもう一人の不良は金髪リーゼント、もう一人は赤髪だった。
個性的な髪型のヒトタチだね。
「ん〜!?何だテメェ?何組だぁ!!?」
「俺か・・・?俺はなぁ・・・」
バコッ!!!
「いってぇええ!!!」
俺は名前を名乗る前にデブの不良を殴った。
デブの不良は尻餅を着いて倒れた。
「てめー!セコいぞ!!」
「ケンカにセコいもクソもあるか!!おらぁ!!」
尻餅を着いたデブの体をボカスカ蹴りまくる俺。
途中で残り不良二人が突っ掛かって来た。
「おい・・・、上等じゃねーか!!やんぞケンジ!!」
「おうよ寺沢ぁ!!」
赤髪はケンジ、金髪リーゼントは寺沢と言う名前らしい。
「ふ・・・俺の喧嘩センス舐めるなよォ・・・」
そう言って俺は赤髪の顔面を思いっきり蹴った!
女子はポカンとしている。
赤髪は一発でKOしたのである。
金髪はそれに怒り、金属バットを取り出して来た。
どう考えても勝てないって!!
「な・・・ちょっと!それはセコいんじゃないですか寺沢さん・・・」
俺は金髪に言うが、
「ケンカにセコいもクソもねーって言ってたじゃないか、クソガキがぁあ!!!」
「うわああああああああ!!!」
「きゃああああああああああ!!!!!」
ドグッ・・・!!!!!
そして俺が目覚めたのは・・・