高校暴走編5
ここ最近ボロ旅館には怪しげな人間がしばしば来ていた。
風貌はスーツにグラサン髪型はオールバックで高身長であった。
まぁ風貌はヤクザであった。
なぜそのヤクザらしき人間がここに行き来しているのかは
わからないが、どこか怪しかった・・・
ある日、Gロウはその人間の正体を長くないババァに聞いてみた。
するとババァの口からは信じられない言葉が飛び出した・・・
ババァ「あの人はあんたの父親だよ・・・」
Gロウ「・・・!?」
Gロウ一家には、父親がいなかった。
Gロウはこの真実を受け止めることができなかった・・・
しかし真実は変わることはなかった。
次の日、またボロ旅館にヤクザ風の男がやってきた。
Gロウ父はすぐ奥の部屋に通された。
Gロウは別室からじっと見ていた・・・
するとGロウ父は大きいバックを机の上にドサッと置いた。
Gロウ母は、それを見ないふりをした・・・
家畜「なんのつもりですか・・・?」
Gロウ父「前の金だ。」
家畜「そんな約束してないですから、このお金は受け取れません。」
Gロウ父「おぃ・・・いってることが分からねーのか?」
家畜「・・・・・」
家畜「この家は売れません・・・」
Gロウ父「この旅館は壊して俺の家になることが決まってんだ。」
家畜「なにを言ってるんですか!?」
Gロウ父「まぁ取っとけや、今日はもう帰るからよ。」
部屋のドアを開けると、そこにはGロウが立っていた。
Gロウ父とGロウは鉢合わせになった。
Gロウ「父さんどういうことだよ・・・?」
Gロウ父「いいから、お前は部屋でセンズリでもこいとけや!」
Gロウ「うっせーよっ!!」
Gロウ父「じゃあ今日はこのへんで。」
Gロウはその瞬間家を出た。
走った、走った、ずっと走った。
家から7イレ〇ンまで走った。
7イレ〇ンに入ると彼は奇行にでる・・・
かたっぱしから商品をポケットに入れ始めた。
それに気づいた店員は、Gロウを止めにかかる。
しかしGロウはやめようとしない。
10分もすると警察が来た、Gロウはもちろん連行された。
Gロウは、生涯2度目の鑑別所行きとなった。
2度目の犯罪は許さないといわれていたのですが
刑期は、1年半となった。
牢の中でのGロウはほぼウツ状態となっていた。
毎日家が買収されることを考えていた。
さぁここからどう話を展開しようか・・・