暴走する憎悪、規格外の一撃
※注意事項※
この話は非常に多くの謎を残して終わるため、モヤモヤが残る可能性が高いです。
汚い言葉や痛々しい表現を使用しています。
凄く読みにくい作品です。
事前情報
この世界は少し前まで感染力の強いウイルスが蔓延していました。
ウイルスの影響は学校にも出ていた。登校する生徒を半分にしていたため、この日学校に居たのは、シルバー、龍司、荒川、優作、与一+他の生徒達 教室は3階
授業時間が50→45分、休憩時間が10→15分に変更、この5分は教室の消毒などの感染対策で使われている。換気のために廊下の窓は全て開けている。
シルバー達(与一以外)は剣武の練習のために、学校に刀を持参している。
※剣武 模擬刀での斬り合いを競技にしたもの、剣道やスポーツチャンバラとはまた別物
そしてその競技の選手名が本名の”ぎんじ”の”ぎん”から取った【シルバー】であり、皆から呼ばれるあだ名でもある。
新規登場人物
佐藤:たまたま3階に居た先生(男性)
鈴木:たまたま3階に居た先生(女性)
元原:1階職員室に居た新人先生(女性)
これはシルバー達が中1の頃のお話だが、シルバーの記憶には存在しない話
授業の休み時間、お手洗いから教室に戻ってきた荒川に、シルバーが話しかけていた。
「おいおい、次の授業、先生が体調不良で帰宅になって、自習だってよ」
「そうか、心配だな、陽性じゃなければいいが」
「ほんとそれ、マジで、大変な世の中になっちまったな…てか…さみぃ」
そんな会話をしていると、突如校内放送が流れた。
その内容は
『校長先生、校長先生、職員玄関前に、荷物が届きました、職員玄関前に、荷物が届きました、対応お願いします』だった。
そしてこの放送で、校内は騒然とし始めた。それもその筈、これは不審者が学校敷地内に侵入した際、流れる緊急放送だったからだ。
それと同時に先生達が、指示を出し始める。
「鈴木先生はここにいる生徒を1つの教室にまとめて、バリケードを作ってください!!私は不審者の対応に当たります!」そう言った佐藤は階段を駆け下りて行った。
3階を任された鈴木は生徒に指示を出す。
「分かりました!皆さん!この階にいる人はこの教室に集まってください!!」
それと同タイミングでシルバーも動いた。
(これは緊急放送!!場所は職員玄関って...!この廊下の真下じゃねぇか!)
そう考えたシルバーは鈴木先生の指示を無視して廊下の窓から下を見下ろす。するとそこには、さすまたを持った先生と、刀を持った男がいた。
(あいつか!!)
窓から体を乗り出していると左横に龍司、右横に優作と与一が並んだ。
<優>「まずいぞ!あれは!!頼めるか、ようちゃん!」
そう言いながら優作は、大急ぎで教室に刀を取りに戻った。
優作が珍しく声を荒げたことで、この事案がどれだけ大事なのか理解した与一は、懐から愛銃の【翡翠】を取り出し「6発だ!」と言い銃を構える。
それにたいして、龍司は「間に合わん」と呟いた。
「え?」シルバーは龍司の方を見たが、そこに龍司の姿はなかった。
それもその筈、龍司は既に刀を持っていたので、「間に合わん」と呟きながら3階から飛び降りていたからだった。
流石のシルバーもこれには焦った。
「え?!お、おい!まじかよ!ここ3階だぞ!」
バン!バン!バン!
与一は飛び降りた龍司に動揺せず、正確に犯人を撃ちぬいた。
少し時間が戻り校内放送前
ほとんどの先生が消毒作業により職員室から出払っていた。
よって職員室にいた先生は元原1人だった。
(ふー次は自習になった所だから…)元原は次の準備をしていたところ…
『校長先生、校長先生、職員玄関前に、荷物が届きました、職員玄関前に、荷物が届きました、対応お願いします』の緊急放送が流れた。
(!!急いで対応しないと!)そう思った元原は近くに立てかけてあった、さすまたを持ち、不審者の対処に向かった。
現場に着いた元原の前には、刀を持ち、佇む男が居た。
「と、止まりなさい!」
元原の問いかけを、男は無視した。そして男は不気味に笑った。
それを見た元原は、直感した。【この男は普通じゃない】と、そう思った瞬間、元原はさすまたを構え「いやあああ!!」突撃したのだ。頭では分かっていても、体が勝手に動いてしまったのだった。
男はそれに対し、刀を振り払った。すると、さすまたの先端が切り落とされ、地面に落ちた。
(え…?まって…その刀…本物…)
そう思った瞬間、元原は腰が抜けて、その場に座り込んでしまった。
男は不気味に笑いながら「まず1人」と言いながら元原に近づき、刀を振り下ろそうとした。
バン!バン!バン!
与一が撃った3発のゴム弾は、男の両肩と刀を握っていた右手にヒットした。
男は一瞬怯んだだけで、刀を落とせなかった。
「あー痛てぇーな!あ…とりあえず死ねや!」
そう言って再度、男は元原に向けて、刀を振り下ろした。
(あ、私…、死ぬんだ…)元原は目を閉じて死を覚悟した。
「やらせねぇ」
元原が恐る恐る目を開けるとそこには、1人の少年が、男の攻撃を受け止めていた。
視点が戻りシルバー達へ
(シ)「おい、やべぇぞ!!あのままだと先生が!!」
(与)「チッあれで刀を落とさないのか!」
(優)「サンキュー!ようちゃん!」
教室から刀を持って走って来た優作もまた、龍司同様、窓から飛び降りた。
3階から飛び降りた龍司と優作は、職員玄関の屋根に一度着地してから、地面へと舞い降りた。
「よ、よし!俺も行くぞ!」シルバーも向かうと決意し、刀取りに教室へ戻った。
刀を手にして、現場に向かおうとした時、鈴木先生が止めに入った。
「やめなさい!!亀瀧君!ここは大人に任せてここにいなさい!!」
「先生…すいません、仲間の為に全力になれない奴はバカです、俺はそこまで落ちたくないんです」
そう言い切ったシルバーは、先生が「え…」キョトンとしている隙に、3階から飛び降りず、(流石に飛べない!)階段で1階に向かった。
シルバーの発言に1人の生徒の心が揺らいだ。
「全力か…」そう言って握った拳は震えていたのだった。
視点は龍司へ
3階から飛び降りている途中、元原が不審者に向かって行くのが目に入った。
(あのバカ!死にてぇのか!)
職員玄関の屋根に着地したのと同タイミングで3発の銃声が鳴り響き、不審者が一瞬怯んだ。
(ナイスだ!与一!これなら間に合う!)
「あー痛てぇーな!あ…、とりあえず死ねや!」
「やらせねぇ」
龍司は間一髪で不審者の攻撃から、元原を守ることができたのだった。
龍司は不審者の攻撃を受け止めながら、先生に声をかける。
「早く、離れろ!邪魔だ!」
「ご、ごめんなさい…こ、腰が抜けて、た、立てないの…」元原は涙目で話した。
「はは!おら!もう死ねよ!!」不審者の狂気は更に増した。
(まずい、このままじゃ共倒れだ)
「よく耐えた!龍司!」
優作は龍司の左横から飛び出して、突きの攻撃を不審者に叩き込んだ。
その攻撃の威力で不審者を後退させることができた。
「龍司!」
優作の一言で龍司は意図を理解し、元原に「失礼」と、一言断りを入れてから、抱えて職員玄関まで撤退した。
玄関で元原を下した龍司は優作の元に戻ろうとするが、佐藤先生に止められた。
「はぁはぁ…き、君…ここにいなさい!後は大人が対応するから」
「…はぁー有象無象が集まったところで迷惑だ、失せろ」
集まっていた先生方に龍司は強く言い放ち、戻って行った。
視点が変わり優作へ
「今の一撃で倒れないか…しぶといな…」
「痛てよ…痛てよおお!!何なんだよお!もー早く殺させろよ!」男は声を荒げた。
「てめぇの目的はなんだ?あんだろ、言ってみろ」
「あ?目的?それはなぁー歴史に名を残す殺人鬼になって、俺をゴミの様に扱った社会への復讐だよお!俺はそのために悪魔に魂を売ったんだよお!!ハハハ!」そう言い切り、男は高らかと笑った。
そこで龍司も合流した。
<優>「気を付けろ、あれはただの刀じゃねぇ」
<龍>「真剣だろ、分かっている」
<優>「なら話しが早い、俺が注意を引くから隙を見つけて攻撃してくれ、どうせ止めても無駄なんだろ」
<龍>「よく分かってるじゃねぇか、さーさっさと終わらせようじゃねぇか」
狂気に満ちた男は大声で叫んだ。
「あーーもう!!全員ぶっ殺してやるよおお!!!」
男は刀を掲げて優作に向かって走って行く。
男の振り下ろした攻撃を優作はしっかり躱しカウンターを決めた。
男がよろめいたところに龍司も追い打ちを与えていく。
男は刀を振り回し2人を遠ざけた。その結果、龍司と優作が門扉側へ移動した。
その2人を見るため、男は職員玄関に背を向けた。
「なんなんだよおお!!てめぇら!!さっさと殺させろよおお!!」
<?>「うるせぇーよ」
背後から声が聞こえると同時に、男の背中には強烈な痛みが走り、前へよろめく
「うがぁ!!」
<シ>「まじか、立ってられるのか、たふいな」シルバーの参戦である
シルバーが参戦したことにより、シルバー、龍司、優作のトライアングルで男を囲む形となった。
<優>「あいつの刀は真剣だ!気を付けろ!!」
<シ>「真剣、やっぱりか、了解!!」
男は上半身を前方に倒した状態で、懐から筒状の何かを取り出した。
「貰ってて良かったぜ」ボソッと呟き、首に刺したのだった。
「うわあああ!!」男は空へ向け奇声を発した。そして男の目は真っ赤になっていた。
<龍>「おいおいあれはやばくないか」
<優>「確か…悪魔に魂を売ったとか言ってたよな…売った人で…魔人とかかねぇ~」
<龍>「随分と冷静だな」
<優>「焦りは禁物よ、焦りはなんにも生まないんだから、こういう時こそ、いつもの通りでだ」
<龍>「確かに、なら魔人討伐といこうか」
冷静なやり取りをしている2人に対して、シルバーはというと…
(おいおいおいおい!やばいだろ!なんか刺したし!あれヤバイ薬だろ絶対!!)
めちゃくちゃ焦っていたのだった。
男は叫び終えると姿勢を正した。
そして一言「殺す」と言った。
その瞬間男は体を捻らせ、シルバーの方へ飛んだ。
<優>「シルバー」
<龍>「銀仁!!」
<シ>(やべぇ!しくった)
シルバーは焦りの影響から対応に遅れが出てしまった。
「まず1人ぃぃ」
バン!
1発の銃声が鳴り響いた。そしてその銃撃で男は怯んだ。
その結果シルバーは後ろに飛んで距離を取ることができた。
「助かったぜ!!与一!!」
シルバーのピンチは、職員玄関の屋根に陣取っていた与一の射撃で助けられた。
与一は万が一のため、射線が通る屋根まで移動していたのだった。
「すまないが、左目を潰させてもらったよ」
与一が撃ったゴム弾は的確に男の左目を撃ちぬいていた。
男は左手で左目を押さえ唸った。
「うがぁぁぁ!」
男の左目からは流血していた。しかし男の戦意は喪失していなかった。
「ぐぐぅぅ、また…お前か…殺す!!」
<与>「まじか、まだ戦うつもりなのか、左目が潰れたんだぞ」
男は与一を標的にし、凄まじい跳躍で屋根の方へ飛んだ。
与一もそれに対応し、バン!バン!残り2発を男へ撃ちこんだ。しかし男はその2発の弾丸を刀で弾き落した。
<与>「チッ…バケモンが」
<優>「させねぇ!!」
優作は近くにあった元原が落としたさすまたの棒だけを拾い、男めがけて投げ飛ばした。
棒は男の首の付け根に直撃した。男は体勢を崩し、屋根の角に顎を強打して背中から地面に落ちた。
<与>「すまない、弾切れだ、退散する」
与一は6発のゴム弾を使い切ったので撤退した。
<シ>「マジで、なんだったんだよ…」
<優>「!!まだ終わりじゃない!!気を抜くなシルバー!!」
優作の言った通り男はぬるっと立ち上がった。
<シ>「!!バケモンか…」
先程の銃撃と衝撃により、男の顔は左目と顎から流血していたので、ぽたぽたと顎から血が垂れていた。
それでも男は、前にいたシルバーに攻撃を仕掛ける。
カン!キン!カン!
シルバーも攻撃しっかり防ぐ
男の背後から、優作と龍司は連携技【挟み打ち】をくらわせる
「うがぁぁぁぐっ!」
だが男も即座に後ろから来た龍司に反撃を仕掛けた。
男と龍司の鍔迫り合いに、シルバーは後ろから【飛び込み兜割り】を叩き込もうとした。
しかし、男は左腕を振るい、シルバーを吹っ飛ばした。
シルバーは近くの自転車置き場まで飛ばされた。
「ぐはぁ!…はぁはぁ…しくった…左脇腹をやられた…これじゃー足手まといになっちまう…」
シルバー戦線離脱である。
男は2人の猛攻を全て捌くことは出来ず、沢山の攻撃をくらっていた。男はそれでも倒れず、耐えていた。そして龍司の攻撃をくらいつつも頭突きを繰り出し、龍司に命中させた。
頭突きをくらった龍司は後ろにふらついてしまった。
<優>「離れとけ!」
<龍>「すまない…」龍司戦線離脱である。
シルバーと龍司が離脱したことにより、男と優作の一騎打ちになった。
優作が男に左下に向けて斬りかかった。しかし男は刀を掴んで受け止めた。
「なに?!」
男は優作に向けて刀を振り下ろす。優作は即座に刀から手を放して、後ろに飛んだ。
男は優作から奪った刀を握り二刀流で構えると、「キィキィ」と不気味に笑った。
<優>「勝った気か?残念だが、俺たちの勝ちだ」そう言いながら優作は、男の後ろを指をさした。
男が後ろを向くと、そこには刀を握りしめた男が1人、立っていた。
<?>「すまねぇな、おめえら、後は、任せろ」
<龍>「覚悟を決めた顔だな」
<優>「無理だけはするなよ!」
<シ>「心強いぜ!荒川!」
鋭い眼差しで男を捉え、刀を握る拳からは、完全に震えが消えた荒川が立っていた。
刀を目の前に持ってきて、刀身で自分自身を写す
<荒>「一度は置いた刀なれど、ここで抜かねば、男じゃねぇ…俺がやらなきゃ…誰がやる」
荒川は正眼の構えをとる。すると荒川の持つ刀の刀身がオーラを纏う
<荒>「全力を叩き込む、ゆくぞ、相棒」
男は荒川の気迫に押されながらも、「うがぁぁぁ!!」荒川へ向かって行った。
<荒>「秘技【龍灯】」
次の瞬間、荒川は男の背後に回っていた。
「ぐぅあああ!!」
そして男は、宙を舞っていたのだった。
地面に落ちた男は、気を失い、この戦いに幕が下りた。
荒川は血振りし、納刀した。
<荒>「やはり、この力は危険だな…」
そう言った荒川は力が抜けて前に倒れかけたが、「あぶねー」優作に助けられ、倒れずに済んだ。
<優>「すまない、無理させたな」
<荒>「謝るなよ、仲間のために全力を出すのは…当たり前だろ」
そのタイミングでパトカーが学校前の門扉に止まった。
<伊>「伊達、真田、現着、これより不審者の対応に取り掛かる」
無線を終えると先輩刑事が指示を出す。
<伊>「行くぞ!真田!」
<真>「ハイ!伊達さん!」
伊達はパトカーから降りると、目の前に広がる光景に驚きを隠せなかった。
<伊>「なんなんだ…どうなってるんだ…こりゃ…」
伊達達は門の近くにいた優作に話しかけた。
<伊>「お、おい!どうなってるんだ!これは!」
<優>「今終わったところですよ、あそこに倒れてるのが、不審者ですよ」
<真>「君達がやったのか!?」
そんな話をしていると龍司、シルバー、与一が荒川と優作の元に向かって来た。
<シ>「なんだよあれ!スゲーな!」
<龍>「なるほど、あれが刀を置いた本当の理由か」
<荒>「もう…隠せねぇな」
<与>「ほらよ、優作、刀だ」
<優>「お!サンキュー!」
与一は、向かってくる際、男が持っていた優作の刀を拾っていた。
<伊>「で…ここで一体何があったんだ…あ!とりあえず不審者を確保するぞ!真田!」
<真>「あ!はい!伊達さん!」
刑事の2人は不審者の元へ向かって行った。
その現場を屋上で見下ろしている謎の人物が3人いた。
<O>「僕も戦いたかったな~」
<R>「ふー言っただろ、出番は無いって」
<N>「そろそろ時間だ、お前ら準備しろ」
<O>「は~い」
<R>「?俺もか?」
<N>「当たり前だろ」
<R>「まじか…」
Nが持っているスマホみたいな機械が話し出す。
「準備完了、実行しますか?」
Nは画面に出ていた【はい】を押した。
<N>「さー仕事だ」
N:大柄で腰に刀を携えている男
O:小柄で腰に刀を携えている男
R:羽織袴を着て、煙管をふかしている男
視点は変わってシルバーへ
Nが【はい】を押したと同タイミングでシルバーの視界はぼやけ始めた。
(な…なん…だ…)
<与>「どうした!!」
<龍>「大丈夫か!!」
シルバーは意識が朦朧として、倒れかけたところを龍司と与一に助けられたのだった。
そしてシルバーは気を失ったのだった。
2026年ということで特別な話を制作したのですが、いかがだったでしょうか?
非常に謎が多く、もやっとしたのではないのでしょうか、そして一番のモヤモヤポイントこのもやっとを本編(本作公開時の29話時点まで)を読んでも解消できないことがだと思います。本当に申し訳ございません。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで本編も読んでいただければ幸いです。




