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罪と罰 5

許せない。明日思い切ってぶんなぐってやろう。そして生意気に調子に乗ってる馬鹿どもが恐怖に顔をしかめる面を拝んでやろう。やられっぱなしでいられるものか。


そう思った夜が幾度となくあった。

しかし、日が昇ってしまえばその勇心は瞬く間に消え失せる。


恐れているのか?いや、違う。俺は優しい性質なのだ。だから、このような反撃行動をためらう。


夜が攻撃的な人格ならば、昼は自虐的な人格だ。

何故、こうなってしまったのだろう。非生産的な原因ばかりを考える。


そう、渡辺わたなべしょうは回想していた。

今は数学の授業中で、彼が例の女達から隔絶されることを許される時間であった。

若い女教師が声を張り上げて何かを説明しているが、彼の耳には言語ではなく、ただの雑音としてでしか捉えられていない。

数学はとても退屈だ。実際、周囲のクラスメイトを見渡しても全体比率として6割が夢の国へ旅立っている。


彼は辺りを警戒して、誰も見ていないのを確認するとノートの隅に小さく言葉を並べ始めた。


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