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7話 天使のレオタード

「星野さんのお母さんが何で母のことをご存知なんですか?」

「あぁ、紹介し忘れたわね、私は星野零奈ホシノレイナ、あなたのお母さんの幼馴染よ」

え・・・・そういえば、去年母が仕事の為にイギリスに旅立つ時見送りにいたような・・

「そういえば、去年母の見送りに来てくれませんでしたっけ?」

「えぇ・・あの時はあまりしゃべらなかったけど、元気だった?」

「はい、あの時は帰り誘ってもらったのに断ってすいませんでした」

・・・・・詳しく話を聞くと、母とは幼稚園時代からの大親友で大学まで同じことに通ってたらしい

父は父で星野さんの父親と親友同士だったらしい・・・

「そういえば、亜里沙さんと麻里華ちゃん、僕と妹の玲奈の名前って・・」

「えぇ・・・亜里沙と麻里華は亜里華ちゃんの名前からもらったの、零君と玲奈ちゃんの名前は亜里華が私の名前からつけてくれたの・・懐かしいわね・・」

二人とも物凄く仲がよかったみたいだ・・


「おねぇちゃん、そろそろ準備しようよ~~」

マリアちゃんがしびれ切らしたみたいでゲームを開けるつもりらしい

まずい・・・

「では自分はそろそろ失礼しますね、何かあったらこの、父の電話番号にかけてください・・・では失礼しますね」

と、丁度ポケットに入ってたレシートに父の電話番号を書き渡す・・

「あ・・零君、今日はありがとね」

自分は急いで星野さんの家のドアを閉めた・・

・・とたんにドアの奥から

「何これ~~~~~ 音無君コレなんなの~~~~」

という叫び声が聞こえた・・・

「零君なら今帰ったわよ(コレを見越して急いで帰ったのね)」

「~~~~~~~」


急いで帰ろう・・・・


家に帰り、今度こそ着替え、昼を食べてないことを思い出し軽くパンを摘んでおく

そして、亜里沙さんが入ってくる前にゲーム中に入って迎える準備をしなくては・・・


ゲームの中に入ると、すでにマリアちゃんが入ってて

『お兄ちゃん、もう少しでおねぇちゃんが入ってくるから急いで~~』

『あれ?亜里沙さんまだゲーム設定してるんじゃないの?』

このゲームをはじめの前の設定は大体1時間はかかるはず

少なくても身体スキャンに30分は自分はかかった・・

『わたしもそんくらいかかったけど、おねぇちゃんは何でかスキャンが1分くらいで終わっちゃって、今キャラ作ってる』

流石〔Perfect Edition〕ゲーム設定があっという間に終わったらしい^^;

『じゃあ、僕も急いで始まりの遺跡に行くね』

『うん、わたしもいっちゃってるね~~』

じゃあ・・急いで迎えに行こう・・としたとき

不意に体が重くなる・・・そーいえばゲーム初めて、こっちで何も食べてなかった

ステータスを調べると〔空腹〕状態になってた・・

あわてて・・近くの屋台でハンバーガーらしいものを二個買って食べながら南の遺跡に向かう・・・

よく見ないで買ったけど・・このハンバーガーというか・・焼肉を挟んだバーガータレとマヨネーズが絶妙にあっててシャキシャキのレタスの食感がいいアクセントになってて美味しかった・・


そんなことを考えながら進んでると・・・人込みの集団が南に向かってる・・・あの先頭にマリアちゃんがいるみたい、外から見てると物凄い目立ってる^^;


何とか迂回しながら遺跡につくちょっと前に合流することができた・・

「マリアちゃんお待たせ」

「お兄ちゃんも今ついたんだ~~」

周りがざわついてる

「じゃあ、お姉ちゃんが来るのを待ってようか」

「うん」

と・・買っておいたハンバーガー?をマリアちゃんに渡す

「コレでも食べながら待ってようね」

「うん、お兄ちゃんありがと~~~」


周りがざわついてる・・・

ガヤガヤ

ザワザワ

「おねえちゃんがはいってくるんだって?」

「〔Nemesis〕手に入ったんだ・・・」

「なんで少年がそんなこと知ってるんだ?」

「少年とお姉さんはクラスメイトらしい」

「それだと・・少年は天使ちゃんともリアルで知り合い?」

「リアル天使ちゃんと知り合いとは・・・うらやましい・・・」

「少年に天罰を・・・」

などなど・・


天使教団の人も混ざってる・・


「お兄ちゃん、さっきはゲーム機ありがとね~~、しかもパーフェクトなんとかだっけ?」

「しー しー・・・ちょと特別な機体だから内緒で・・・」

「あーーーわかった~~」

ほんとにわかってるのか?・・・・


ガヤガヤガヤ


「少年が〔Nemesis〕をあげただと・・・」

「あんな高いゲーム機をあげるとはブルジョワな・・」

「パーフェクトって・・・Perfect Editionのことか?あれって一般に出回ってないはず・・・少年もしかしてこのゲームの関係者の知り合いでもいるのか?」

「あれって・・裏で100万くらいで取引されてるらしい・・・」

「うぇ・・・まじか・・・」

・・・・・・・


100万で取引とは・・・父が転売するなというはずだ・・・


おっと来たみたいだ、


遺跡の中心からちょっとずれた場所に、背中まである金髪で耳がとがった翠の瞳の少女、亜里沙さんが入ってきた・・・種族はエルフだ

「おねぇちゃ~~~ん」

ガヤガヤガヤ


「あれがお姉さん・・・美人だ」

「美人というか・・かわいい~~」

「天使様のお姉様も天使だった・・・」

などなど・・


「えーっと・・今の名前なんていうの?僕はレイ 」

「あっ今はアリスでお願いするね・・・って あれはなんなの」

「しー しー・・・詳しくは後で話す・・」

と・・・周りを見渡しながら話す・・

「あ・・・・・わかった・・・」

アリスさんも周りに気がついたのか・・・小さい声で了解をする

「で・・・周りの人たちって誰なの?」

「マリアちゃんが見たとおり、レア種族だし可愛いし・・・そして、このゲームで低年齢のプレイヤーがほとんどいないから・・物凄く目立っちゃうの・・・それこそ宗教になるくらい・・・」

「なんなの・・・人の妹で勝手に宗教を立てないで・・・・」


ガヤガヤ

「たしかに勝手に妹で宗教立てられるとか・・・」

「確かに異常すぎるよな・・・」

「安心してください・・お姉さんも崇めさせてもらいます・・・」

など・・・

勝手にアリスさんも崇められてしまった・・


「まぁ・・・気にしないでいこう・・・きりが無い・・・」

「はぁ・・・」

「ごーー ごーー」


と・・町に行く前に

「アリスさん、ここから戦闘エリアに入っちゃうから、箱開けちゃおうか」

「そーだった~~ お姉ちゃんはやく開けよ~よ~」

「そーいえばもらってたっけ」

と・・・武器箱を開けたとたん・・・いきなりアリスさんの全身が輝いたと思ったら・・


・・・ありすさんは純白の羽で作られたレオタード?の姿をしていた・・・


「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」

まずい・・

「アリスさん、早く初心者服に着替えて」


レオタードといっても・・・真ん中が物凄い開きすぎてる、胸の先と下もギリギリの面積しか隠してない・・・冷静に見ると意外と綺麗なんだけど・・こっそりアリスさんのssスクリーンショットを撮っておく(証拠の為)


「あ・・・アイテムボックスの中にも服が無い」

「え・・・・」

これはまずい・・・

「すいませーーーん、周りにいる女性の方々アリスさんの周りを囲んで隠してもらえませんか?」

そー頼むと、 

まずはキツネ耳のメイドさん?がきてくれて・・それに気がついたほかの女性の人たちも急いでアリスさんの周りを囲む・・

・・そーするとキツネ耳のメイドさんが自分の着てた服を初心者服に変えて・・

「とりあえずコレを着て」

と・・渡してくれる

「あ・・・ありがとうございます・・」

「ありがとうございます、自分はレイ、彼女がアリス、そして・・」

「わたしはマリア、おねえちゃんありがと~~」

「ぃぇぃぇ、私はミツミ、キツネのメイドさんだよー・・・今は服違うけどね・・」

「早く返しますね・・・」

「まずは、代わりの服を探さないとね」

と言ってくれる・・

そうだ・・・早く町に行って代わりの服を探さないと・・

「おねえちゃん、その服ちょっと貸してぇ」

マリアちゃんがアリスさんから服を借りてる・・着ないよね?


「町に知り合いの生産職がいるから、紹介してあげるよ」

と、ミツミさんが言ってくれて・・・知り合いにフレンドコールで連絡をしてくれてるみたいだ

「ありがとーございます」

「まずは町に行かないと・・」

周りの人たちが護衛をしてくれて・・そのまま町まで向かう・・・

周りのウサギは次々と殲滅されていく・・・

さすが100人以上いると南平原のウサギが可哀想だ・・・出て来る度に殺されてる・・



町に着くとミツミさんが

「こっちこっち」

と・・町の南から少し歩いたところのお店・・布と皮製品を扱うプレイヤー露店のようだ・・


「いらっしゃーい、話は聞いてるよ  本当に金髪の美人エルフさんだ~~服店冥利に尽きる、流石ミツミいい子紹介してくれる」

何か違う感じの反応をしてる・・

「しー しー こ・・こんな性格だけど腕だけは保障するよ」

「私は一ノ瀬なつき、コレでも服屋さんだよ」

といいながら・・ごそごそと店の下の棚から若草色のドレスのような服を差し出して

「さぁさぁこれを着てみて、エルフならこの色でしょう」

「ありがとーございます・・・それでいくらですか?」

そーいえばアリスさんはまだはじめたばかりでお金持ってないはず・・

「別にお金はいいよ、その服着てss取らしてくれればそれで十分だよ、理由も聞いたし・・結局初期武器以外の武器も持ってないんでしょ服くらい奢らせてよ」

といい・・


「よかったら、そのレオタード見せてもらえる? 話だけだとどんな服なのかわからなくて・・服を扱ってるものとしては気になっちって・・」

確かに・・気になるかも・・・・って、

確か今・・レオタード持ってるのって

「わかった~~~」

と、マリアちゃんがいきなりレオタードに着替える!!

「マリサ~~ここじゃだめ~~~」

マリアちゃんがいきなり純白のレオタード?服を着て嬉しそうに両手を広げくるくる回る

「この服可愛いのに~~~」

確かに可愛いが・・

周りの人が騒ぎながらも

ssを撮りまくってるみたいだ・・

「マリアちゃん・・流石にこんな人前でそんな格好をしちゃだめだよ・・」

っと、軽く頭をチョップして説得をする・・

「うぅ~~可愛いのに・・・」

と、、ちょっと悲しそうにもとのワンピースに着替えてくれる


「こんな感じかな・・・」

と言ってアリスさんが着替えてくれた・・

・・・上はドレスのような感じはするけど下はショートパンツで正にエルフが着る衣装という感じだ・・


「似合う 似合う、エルフをイメージして作ったはいいけど・・誰も似合いそうに人がいなくて・・困ってたの・・・今まで見たエルフって・・ちょっとふとましい人が多くて・・」

・・・・

確かに・・・元が現実をベースにしてるから無理にエルフになっても似合う人はあまりいない現状だった・・


それにしても・・・アリサさん似合い過ぎ^^;


「さて・・・これからどーする」

「ここまででだいぶ時間かかっちゃったし・・・一度落ちるよ・・・」

と・・・アリスさんは流石に色々合って(精神的に)疲れたみたい・・・

流石に最初からアレだけあると疲れるわな・・・

自分も時間的に夕飯の支度をするのに丁度いいので落ちることにする

「じゃあ、僕も落ちるから、フレンド登録だけしてもらっていい?」

と・・フレンド要請を送る

「うん、ありがとね・・・じゃあまたご飯食べてから入るね、まなっちとの待ち合わせって8時だっけ?」

「うん、8時に聖堂で待ち合わせしてる、アリスさんも一緒だったら驚くよ」

「あはは、それはちょっと楽しみ」

「じゃあ、また夜ね」

「おにいちゃんまったね~~」

と・・自分もゲームから落ちる


まずは・・父親に〔あのこと〕を連絡といつめしなくては・・・



〔nemesis Perfect Edition〕は定価だと20万円ほどですが・・プレミアがついて裏で100万ほどの値がつくまでになってしまってます^^;


露出度高い衣装って・・ゲームのキャラできるなら恥ずかしくないかもしれないけど・・実際に着ることになるVRゲームのキャラだと恥ずかしいデスヨネ・・自分が着てるみたいで・・・


引き続き誤字脱字がありましたら・・感想で報告よろしくお願いします・・・

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