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3話 天使ちゃんとの出会い・・・そして

やっと天使ちゃんが出て来ましたw

まばゆい光が消えた後見えたのは・・・

雲ひとつない青い空・・・周りは王宮地下と同じ石造りの遺跡・・あれ?遺跡の向こうに大きめのテントがある・・後で見てみるか・・・・そして目の前には・・・


簡素な純白のワンピースを着た金髪ふわふわショートの小学生くらいの少女の後姿だった・・・

キョロキョロとあたりを見渡してる少女をよく見ると・・背中に小さな白い羽根をパタパタ動かし、頭の上には光のわっかが浮かんでる、たしか・・あれはレア種族の天使だったはず・・


このまま見ててもしょうがないし・・・

「ねぇ、そこの君ちょっといい?」

思い切って声をかけてみた、

「ひぇっ」

少女はびっくりしながら振り返る

「お兄ちゃんダレ?」

「驚かせちゃってゴメンね、でもここはゲームはじめた人がどんどん転送されてくるからここにいると危ないよ」

そーすると少女は周りをキョロキョロと見渡して・・・

「あぁーっ、ほんとーだお兄ちゃんごめんなさーい」

そーいうとこっちに手を振りながら、遺跡の外に駆け出し行く

こっちも手を振りながら見送ると・・・

「僕もいくか・・・」

よく見ると、ちょっと離れたとこから沢山の人が天使ちゃんを目で追ってる・・・

んっ?数人がこっちを睨んでる様な・・そっちを見ると・・目をそらされた・・・気のせいかな?

まあいいや・・・

遺跡の外にでてこれからどーするか悩んでると・・・いきなり後ろから声をかけられた。

「お兄ちゃんっ」

「ふぇっ?」

後ろを振り返ると・・光の輪?じゃなくて天使ちゃんだ

「どうしたの?」

「お兄ちゃんはこれからどーするの?」

「どーしようかな・・・」

そー言って周りを見渡す

遺跡は小高い丘の上にあり周りに木が全然生えてないため周りをよく見渡すことができる

「向こうに建物が一杯見える、町があるみたいだからちょっといってみようかな?」

「わたしもいきた~い」

「じゃあ一緒に行って見る?」

「うん」

と、天使チャンは嬉しそうに飛び跳ねる。

そーいえば名前を聞いてなかった

「僕の名前はレイって言うんだけど・・君の名前聞いていい?」

「レイお兄ちゃんか~~、私は星野まり・・・・」

「ちょっとまった」

本名を言いかけた天使ちゃんを慌てて止める

「ここはゲーム内だから本名を名乗ったらダメだよ、ゲームキャラ名で答えないと」

「あっ、ごめんなさい、わたしはマリア」

「マリアちゃんが、可愛い名前だね」

褒めるのを忘れない

「てへてへそーかな?」


少し離れたとこでは

「天使ちゃんと一緒だと・・」

「天使ちゃんを誘うとは何者だ」

「天使ちゃんとなれなれしく話すなんてうらやましす!!」

それを見て周りが、ガヤガヤ騒ぎ出してるが気にしないようにしよう・・・


そー言う声を無視しつつ町に向かう道に出ようとすると

〔ピンポーン〕

いきなりアナウスがなった

〔ここから先は戦闘フィールドになる為武器を装備してください〕


よく考えるとこっちは武器を装備してなかった

「マリアちゃんちょっと待って、武器を装備しないと」

「そーだったー」

といってマリアちゃんはウィンドを操作しだす・・・

自分もウィンドを開いて装備できる武器を探すと・・・


〔ナイフ(攻撃力5)〕

チュートリアルでも使ったナイフがあった・・・でも

「そーいえばマリアちゃん、最初にもらった箱ってあけた?」

「そーいえばまだだったーー」

丁度いい機会だから

「ここで開けて見ちゃおうか」

「うん」

と元気な返事が聞こえる。

「じゃあ開けてみるねー」

とっ・・ウィンドを操作してた天使ちゃんの手から

自分の身長と同じくらいはありそうな長さのまっすぐな棒の先に横向きに伸びる刃・・・あれは

「大きな鎌だね」

「鎌だ♪ えーっと〔デスサイズ(攻撃力100)〕だって」

ナニソレツヨスギル

それを聞いた回りが騒ぎ出す

「攻撃力100だと」

「俺の両手剣でも攻撃力30だぞ」

「私のメイスは攻撃力15しかないのに」

「自分の槍でやっと攻撃力50だ」

ガヤガヤガヤ

うん・・・かなり高いらしい

自分も空けてみると

「ブラックダガー(攻撃力30)か・・・」

周りにいる剣士?さんの両手剣と同じ攻撃力か・・・まずまずだな

「じゃあ・・次はスキルボックスを開けてみようか?」

「うん」

マリアちゃんが箱を空けると・・・

「〔女神の加護(パッシブスキル 常時HP MP自動回復)だってw〕

パッシブスキルとはたしか、スキルをセットするだけで何もしなくても発動し続けるスキルだったはず


そしてまた回りが騒ぎ出す

「女神の加護だってβでも発見されたことのないレアスキルとか・・攻撃力100の鎌と言い天使ちゃん運よすぎ」

「HPだけじゃなくてMPも回復するとか・・・便利すぎ」

「天使ちゃんは女神の加護を得た!!」

ガヤガヤガヤ

確かこのゲームはフィールドでHP MPが回復することがなかったはず、

HP MPを回復する為には・・・座ることによって少しづつ回復させるか・・・宿屋に泊まるしかない

・・・あとは少しお高めのポーションを飲むとか・・・

そんなこのゲームで、常時少しづつでもHPとMP回復するとは長期の狩では必須かもしれない


自分も空けてみたけど・・・〔立体機動〕ナンダコレ?

まあいいや・・・後でわかるだろう


「じゃあ、マリアちゃん武器は装備した?」

「うん」

「じゃあ今度こそ行こうか」

「おー」

元気よく振り上げた手をそのまま町に続き道を進んでいくと頭に角を生やした可愛らしいウサギさんがあちらこちらにいるのが見えてきた

「ウサギさんだー」

マリアちゃんが嬉しそうにウサギに近づくと・・

いきなりウサギがこっちに跳ねて頭の角でこっちを狙ってきた!!

「うわー」

あわててアリアちゃんがよこに避けるとウサギはマリアちゃんのすぐ横をすり抜けてくった

「あれが最初のモンスターか」

〔ホーンラビットLv1〕

よく見るとウサギの頭の上にチュートリアルの木人のように名前とHPバーが見える

「びっくりしたー、ウサギさんお返しだーー」

そーいってマリアちゃんはウサギさんに飛び掛っていく

自分は・・・飛び掛ってくるウサギを避けながらすれ違いざまにナイフできりつけていく

ザシュ

さすが一撃じゃ倒せないか

そーしてるとマリアちゃんはコツを掴んできたのかウサギが着地したとたんに上からクワやつるはしを振り下ろすような感じで鎌を振りかぶる

ザクッ

さすが攻撃力100、ウサギさんは一撃で光の粒子になる

自分もすれ違いざまに何度かきりつけて何とかウサギを倒すことができた


何で地面のウサギを倒さないのかって?

それは・・・ウサギが小さすぎるのと、自分の武器ナイフが短すぎる為に地面のウサギを切るにはしゃがまないといけなくて意外とすばやいウサギを切ることは難しいのだ・・・


そーやって何回かウサギを倒しながら進んでいくと

〔ピンポーン Lvが2になりました〕

レベルがあがったw

マリアちゃんは効率よく倒してたせいかLv3になったらしい

そーして歩いてると、町に繋がる城壁の門にたどり着いた

「ここが最初の町〔アインベル〕の南門か・・・」

門の前には門番さんがいて、町の名前とここが南門だということを教えてくれた

そして門番さんは・・

「あなた方は最近よく見かける通行所を持たない旅人か」

「はい、そーです」と答えてみる・・・

そーすると門番さんは「この町の住民になりたいのであれば市役所に行けば住民所を発行してもらえる」

「もし商人になりたいなら商業組合に行けば通行許可書を発行してもらえる」

「それとも冒険者として正式に登録したかったら、冒険者協会に行けば冒険者カードを発行してもらえる」

「住民所があればこの街の門は自由に行き来できる、商業通行所と冒険者カードはどこの町や城下町でも通ることができる」

「本来なら何も持ってなければこの門を通すことはできないのであるが、最近はやけにこの門だけ何も持たない旅人が多くて一応説明だけして通すことにしている」

「今後別の門を通りたかったら・・三種類の許可書のうちのどれかを手に入れて来い」

そー言う説明の後そのまま通らせてくれた・・

そのまま、人通りの多い大通りを抜けて噴水前までたどり着いて・・・

「じゃあこれからどーしようか、このまま冒険者協会に行く?」

そーするとマリアちゃんは、ちょっと寂しそうに

「もうそろそろゲーム終わらせて、お姉ちゃんと交代しないといけないの」

「おにいちゃん今日は色々ありがとー」

ん?

お姉ちゃんと交代?

「まりあちゃん、ゲーム本体、もう一つ持ってるの?それだったらお姉さんと一緒に入ればよかったのでは?」

「ううん、ゲーム機一つしか無いからこのゲーム機お姉ちゃんにかえさないといけないの」

あれ?それって・・・

「おねえちゃんがこのゲームを買ったんだけど、私にぜんぜんやらしてくれないから、お姉ちゃんがいない間にコッソリ、ちょっとでいいから借りて入ったの」

「マリアちゃん・・・それできないよ・・・」

「え?」

確かこのゲーム機は最初に起動させると生体データを読み込んで他の人には使えなくなるはず

解除もできるけどかなり面倒だし・・・それに・・・

「遺跡のゲートを潜った時にメッセージで・・・データを消すと3日間ゲームができなくなるって・・・」

「えーーーーーーっ」

「そーいえばそんなこといわれたような・・・でも、全部のデータ消して他の人が入れば・・・」

「たぶんそれも不可能かも」

「・・・・・・・」

「どーしよーーーーーー」

「お姉ちゃんこれから、ゲーム内で友達と待ち合わせとか言ってて物凄く楽しみにしてたのに」

マリアちゃんは涙目になりながらしがみ付いてくる


周りが騒ぎたしてる・・・ガヤガヤガヤ


「しょ・・しょうがないからお姉ちゃんに正直に話して謝るしかなんんじゃないかな?」

「うわーん、どーしよう・・・お姉ちゃんに謝ってくるーーーー」

っと言ってマリアちゃんは光に包まれて消えていく・・・・ログアウトしたみたいだ

ちなみにこのゲームは未戦闘フィールドだとどこでもログアウトできる・・・


そーしてマリアちゃんが消えたあと・・・・・

自分も一度落ちようとしてたら・・・・遺跡から一定距離を離れながらついて来た何十人もの集団に物凄顔相で囲まれてしまった・・・・




こーなるとは思っていたが、どーしよう^^;




主人公のスキル〔立体機動〕は現時点ではどんなスキルか不明です

そのうちに明らかになる・・・・なるはず?


ちなみに、天使ちゃんの瞳の色は青色ですw


あと・・・剣士?さんがランダムボックスから手に入れた両手剣(攻撃力30)は両手剣の中では一番弱い武器ですwww

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