8話 内部事情
トゥルルル・・・・・トゥルルル・・・・・
「父さん・・・今平気?」
「レイ如何した? あ・・零奈さんから電話あったよ、零奈さんの娘さんとクラスメイトだったんだ、〔Nemesis〕すごい喜んでたって言ってたよ」
「僕もそれはびっくりした、亜里沙さんのご両親が父さん達と知り合いだったとか・・じゃなくて・・」
「ゲームの中で、問題があったから電話したの」
「何がバグがあったか? それだったらゲーム内でGMコールすれば対応してくれるぞ」
「それも考えたけど・・これは直接父さんに見てもらいたかったの・・・」
そーいって、あらかじめ〔Nemesis〕からパソコンの方にコピーしておいた、アリスさんのレオタード姿のssを父親の携帯メールに送信した・・・
「これはゲーム内でssとってものなんだけど・・・」
「なんだこりゃーーーー」
「こんなの入れたって報告ないぞ!!」
「冷静になって見れば一昔前のゲームにはこんくらいの露出の服なんてよくあったからいい?んだけど・・」
「問題は、これがいきなり箱を開けたとたん強制的に着さされて・・しかも初心者服が無くなって服を替えようにも着る服が無いという状況が問題だと思うんだけど・・・」
「うぅぅぅん・・・・昔のゲームにこんな露出の服なんてあるんだ・・・」
「あったね・・・お色気系ゲームとか・・R18ゲームじゃないよ」
「それにしても・・・・確かに問題だ・・・・すぐさま企画部に問い詰めてみる・・・」
「企画部?」
「あぁ・・・モンスターとか、武器、防具、アイテム類、スキル・・・それに関してるクエストとかは全て企画部が担当してるんだ・・・」
「父さん達は何してるの・・・」
「自分達開発部はメインストーリーやそれに関するNPCの作成AI設定・・後、通信設備などの管理などしてる・・」
「なるほど・・・外観や大筋・・後通信系は父さんたちが担当して・・中の細かい肉付けは、その企画部が担当してるんだ・・・」
「そーだね・・・あとは、企画部が考えたデータをこっちの会議で審査して・・許可を得たものだけをゲーム内に入れるようにしてる・・」
「けど・・今回は、審査してないはずのものが入っていたと・・・しかもあんな形で・・・」
「あぁ・・・そうだ・・・だから問題なんだ・・・」
と・・父は深いため息を漏らした・・・
「そういえば、提示板でレオタードのほかにも何か変わった壊れ性能の武器がでたって話も聞くけど」
「そーなのか? 他にはどんな話がでてるんだ?」
「僕が聞いた中で一番ひどかったのが・・攻撃力500と言う壊れ性能の鉄球で・・・問題は一度装備したら外せない・・そして、物凄く使いにくいと・・・確か名前は〔魔神の鉄球〕だったはず・・」
「なんだ!!その武器は・・・」
「他には・・魔法少女が持ってるようなマジックロッドとか・・バールのようなもの(メイス)とか・・・新体操のリボンの形をした鞭(しかも斬り属性)、釘バット、先端にハートがついたピンク色のとげとげが付いた金棒などなど・・・」
「そんなにあるんだ・・・わかった、急いで調べなおさせる」
「でも・・僕は鉄球以外だったらいいと思うんだけど・・・」
「でもこのゲームのイメージに合わない武器は入れるわけには・・・」
「考えが硬い!!」
「そうか?」
「このゲームって、一人で遊ぶゲームじゃないんだから・・・メインは真面目な感じでいいけど、イベントとかは、遊びくらいないと皆に飽きられるよ」
「内容が真面目すぎるから・・・そのせいで、目立ったプレイヤーに取り巻きが出来たり、その人の意思とは関係無しに宗教ができたりするんだよ・・・」
「そんなのができてるのか・・・・」
と、またため息がでる・・
「父さんゲーム内のチェックとかしてないの?」
「あぁ・・・色々忙しくて、そー言うのも企画部のイベント担当に任せてる・・」
「だからこんな問題が起こるんだよ・・・」
「耳が痛いよ・・・」
「わかった、ちゃんと調べておくよ・・」
「父さんも締め付けが厳しくしすぎるから、こんなことが起こるんだよ・・・もうちょっと締め付け弱くしてあげてもいいかも・・・」
「わかったよ・・・考えておく」
ほんとか?
じゃあ・・と、電話を切って夕飯を作り始める・・・
夏だからさっぱり冷しゃぶサラダ(カラシ酢味噌風ドレッシング)を作って食べ、食器を洗い、乾燥機に入れちょっとパソコンで調べ物をして、再びゲーム内に入る
本日三回目のログイン
時間はまだ7時まだちょっと時間があるから・・昨日気になってたけどいけなかったとこ・・・町の西通りの路地裏、一見民家のように見える小さなお店に入ってみる・・
「ここは、初心者用生産キットを売ってる店だよ」
そーいえば、生産技能持ってても、器具は持ってなかった・・
たしか・・冒険者ギルドの生産作業場に行けば、基本材料を持ってくだけで器具は使わせてもらえる
だけど・・このような生産キットを持っていればどこででも(ちょっと広い場所があれば)生産作業をすることができる・・・作業場だと他の人の見てる前で作らなくてはならないから、特殊なものを作ろうとすると物凄く目立つ・・
なので、あるとすごい便利なのだ・・
色々種類があるが・・・
「初心者用調合キットと・・・料理キット・・・あれ?錬金キット?」
初期スキルには確か錬金スキルはなかった気がする・・・
調べてみるが錬金のスキルはない・・・EXスキルなのかな?
まぁ・・初心者用調合キットと初心者用調理キットを一つ1000G、二つで2000Gで買っておく
いい買い物をした・・
後は・・時間になるまで早速、溜まってた薬草と昨日クエがあったおばさんの近くにあった井戸から水を汲み(ちゃんと井戸水というアイテムが手に入った)薬草と井戸水で初心者ポーションというアイテムが作れた・・・一度作ると・・まとめて作れるみたいだ・・・100個作ってみた・・
そーしてると、時間が無くなって来たので急いで大聖堂に向かう・・・
もう、マリアちゃんがいるのか人混みができてる・・・マリアちゃんが入るたびにコレだと移動するだけでも大変だ・・
何とかしなくては・・・・
今回ちょっと短めです・・




