表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/83

可能性

 頭痛で意識がなくなった俺が目を覚ました時には、そこは別の場所だった。 

 

 真っ暗でほとんど何も見えない場所ーーー部屋の明かりを急に消した時以上に真っ暗に見える場所は、明かりなど一切無かった。


 あるのは真っ暗の場所だけ……俺も自分を感じ取れるが、自分の体を見ることは出来ない。手を瞳の目の前に近づけても自分の姿を見ることは出来ない。


 どんな場所に居るのかもわからないうえに、自分の姿を見る事すら出来ないほど暗い空間。まさしく無の空間のようだ。


 人が死んでしまうと無になるということを聞いたことがあるが、今生きているにも関わらず俺はそれを感じているようだった。そこにはただの暗闇しか存在せずに、何一つ瞳に映ることはない。


「とりあえずどうしようか……」


 今居る場所はあの頭痛の後遺症だと考えた方がいいのだろうか、それとも別の何かなのだろうか。何も分からない状態だった。


 俺はとりあえず立ち上がり、行く当ても無く歩き出す。足の感覚は進んで居るのに、景色が全く見えないので、進んで居るという認識は出来ない。同じ場所で足踏みしているような感覚になる。


 それもありえなくはないが、今は自分が動かしている足を信じて、少しでも進んで居ると思うことにした。


「本当に何もないな……」


 どれぐらい歩いたか分からないが、全く景色は変わらない。進むと何か灯りがあるかもしれないと希望を抱いていたが、それも望みが薄い。ずっとこのままだと思った方が良いだろう。


 この空間を抜け出すにはどうしたらいいのか。まずはそれを第一に考えて行動した方が良いだろう。


 シンデレラの世界ではみんな同じタイミングで頭痛に襲われていたはずだ。もしかするとみんなも同じ空間に居る可能性もあるが、限りなく低いだろうと考えて居る。


 四人はシンデレラの世界が繰り返して居たという事実を全く認識できなかったのだ。今回もほとんど影響がないと思っても問題ないと思う。だが、もし仮にこんな世界に女の子が居るのであれば、物凄く心細いだろう。男である俺も真っ暗で何も無い空間が心細いと感じているからだ。


「優しいね!みんなの心配するなんて!」


「!?」


 突然胸の中で考えて居たことに反応する声が響き渡る。小さな声のはずなのにこの場所ではやけに響く。


「頭の中に話しかけてるからだよ!お兄ちゃん!」


「やっぱり花恋か……」


「本当は何も変わってないくせに!」


「そうだな。それは間違いない」


 こんな変な事が出来るのは花恋ぐらいしか心当たりがない。あの初めて行った異世界のような場所に居たのだからこれぐらい出来るのだろう。


 納得はしていないが、そういうことが出来るのだと理解はしている。


「そうだよ!それで、本題なんだけど、シンデレラの物語を完結させることは出来る?」


「ああ、完結させてみせるよ」


 今ここで完結させることが出来なければ花恋と一緒に暮らすという目標が遠くなってしまう。なんとしても完結させるしかないだろう。


「それはありがとう!けど、今のままじゃ難しいと思うよ?」


「そうだな……」


 それは十分理解している。シンデレラという物語からは想像も付かない展開になっているからだ。題名にもなって居るシンデレラが、王子に会う前に死んでしまったなど、物語として成り立たない。


 主人公の居ない物語など全く盛り上がらない。これからどう展開させていけばいいのかさえも分らなくなる。


 一回目でもシンデレラが死んでいたと考えると、どうりで物語が完結しない理由が理解出来る。そもそも物語は始まって居なかったのだから。


「それは違うよ。お兄ちゃんがシンデレラの世界に行った時から物語は始まって居るよ。間違いなくね」


「…………」


「一回目はあまりに仙女の話を信じすぎたね。普通のシンデレラのように簡単な展開な訳ないよ!この物語を完結させると願いを叶える一歩になるのに、他力本願な物語な訳ないのは考えたらわかると思うよ」


「花恋の言う通りだな」


 ほとんど待っているだけで、願いを叶える一歩が踏み出せる訳がない。叶えたければ自分から踏み出さなくてはいけないだろう。


「けど、まさか仙女がシンデレラを……」


 物語には不可欠な魔法その物が物語を完結させないようにする魔法だったなど想像も付かなかった。


 物語上では仙女はシンデレラと同等の役割を持つを思って居る。どちらかが居なければ間違いなくシンデレラという物語は完成しない。そんな存在である仙女が……なんて考えもしなかった。


「勘違いしているけど、仙女は何もしてないよ。ただ、シンデレラを王子と結婚させるために魔法を使っただけだよ」


「けど、それならどうしてシンデレラは死んだんだ?」


 魔法をコントロールできないなどありえない話だ。俺達は仙女の魔法でお城まで一切迷わずに付いた。それが出来るのであれば、シンデレラも同じように出来るはずだ。


「魔法だって万能じゃない……私からはこれしか言えないよ。後はお兄ちゃん達が頑張る他無いんだよ。だって、物語は登場人物が作るものなんだから!」


 花恋の姿は一切見えない。しかし、花恋が少し嬉しそうに話している事は感じ取れる。


「楽しみにしているよ。お兄ちゃんと一緒に暮らせる日々。シンデレラを完結させてその日々に近づかせて!」


「絶対にそうするよ」


 二度目が終わったが、シンデレラを完結させる方法は全く分からないままだ。どうすればいいなど、今はわからないが、それでもやるしかない。


「お兄ちゃん、シンデレラの物語は次で終わりだよ。次で完結出来なかったら元の世界に戻るよ。だから、かんばってね!」


「ああ」


「一つだけヒントを上げるよ。周りを見て、調べて」


「どういう意味だ?」


「それを言うとヒントじゃなくて、答えになるよ!あくまでも物語は自分たちで完結させないとね」


 その言葉と同時に本を閉じる音が真っ暗な空間に響いた。すると、目の前に急に明るい光が輝き、見えなくなる。


 暗い部屋からいきなり明るくなったせいで、視界に白いボヤが掛かって居る。それで全く見えない。


「頑張って、お兄ちゃん!」


 その声を最後に俺は意識を失った。



**************



「おお!私の存在を知って居るのか!正解だ!この物語はシンデレラだ!!」


 目を開くと三度目となるシンデレラの物語だ。仙女のこの言葉を聞くのも三度目になる。


 今回は繰り返して居る事を知って居るので、驚くことはない。ただ、頭の中ではどのようにすれば完結させられるか?それを考える。


 花恋の言葉通りであれば、このシンデレラは今回が最後になる。今までどうして俺だけ記憶がある状態で繰り返したのかは不明だが、助かったので深く考えないことにする。


 それよりも、目先のこの物語をどう完結させることが出来るか。それを考えなければ本に十話を集めるのが遠くなる。


 そうなってしまうと、花恋と一緒に暮らすのも遠くなる。それは自分のためにも、みんなのためにも避けなければ行けない出来事だろう。


 シンデレラが死んでたのを見た俺は真っ先に仙女が犯人だと思った。魔法を使ったのは仙女自身なのだから当然だと思う。


 しかし、花恋の話によると仙女は故意的に行った訳ではないらしい。のであれば、仙女は仲間だと思って大丈夫だろう。


 流石にシンデレラに魔法を掛ける本人が物語の完結を邪魔するのであれば、完結させることは容易ではない。そうじゃないだけでもかなり助かる。


 とりあえず、ひとまず俺がすることは、みんなに手伝ってもらうことだ。


 前回はみんなに相談もしないで、一人で確認していたが、どう考えてもみんなで情報を共有して、物語を完結させる方法を探った方がいい。


 その方法を見つけても俺一人でどうすることも出来ないことだとしたら、完結させることは出来ない。みんなに相談して、繰り返して居る事を説明するのが一番だろう。


 今日の夜にみんなに聞いてもらおう。なんせ、舞踏会までは二日しかないのだから急がないといけない。


「どうしたの、航?疲れてるの?」


 みんなが仙女と何かを話しているのは聞こえていたのだが、何も言わない俺を見て彩が心配してくれたみたいだ。


「いや、別に……」


 俺は疲れてないと言おうとして、口を閉じた。花恋は周りをよく見て、調べてみてと言っていた。まだ、しっかりと調べていない場所があることを思い出した。


「確かに少し疲れたかもしれない」


 別に疲れなどないが、前回と同じ動きをすることにする。そうであれば、みんなが、ドラゴンのドラちゃんに乗って大空に行く可能性があるからだ。


 そうなれば、もう一度仙女の部屋を調べることが出来る。大空に行く瞬間は知らないが、帰って来る時間帯なら大体覚えているので、その時間までじっくり調べることが可能になる。


「そうなのか!それなら少し休むといいよ!」


 俺達は仙女と一緒に小屋に向かった。前回と同じで魔法の杖を一振りするとベットが現れる。


「俺は少し休みます……申し訳ないですが、情報収集をお願いしてもいいですか」


「大丈夫よ!私たちに任せなさい。だから、航はしっかり休むといいわ」


「はい、ありがとうございます」


 俺がお礼を言うと、みんなは手を振って小屋から出ていった。俺は同じベットを選び、ベットの中に入る。


 前回は目を閉じてこのまま寝てしまったが、今回は寝る訳にはいかない。今は眠気を感じないので、目を閉じなければ問題はないだろう。


 寝てしまうと全員がドラちゃんで大空に行く瞬間を逃してしまう可能性が出てくる。逃してしまうとせっかくの誰も居ない時間を有効に使うことが出来ない。


 大空に行ったのを確認すると同時に仙女の部屋を調べるために中に入る。少しに申し訳さなを感じるが、それでも仕方が無いと割り切る。もう、後が残って居ないことを理解しているからだ。


 なんとしても、完結させるための情報を知らなければならない。些細な事でも分らないよりは断然良い。


 その些細な事を知らなければ、気が付かないこともあるかもしれない。それは絶対にしてはいけない行為だ。


「とりあえず、どうしようか」


 みんなが行くまですることがないので、これまでの仙女の行動を思い出すことにした。


 一回目から今まで仙女に変わった動きは一切ない。この森で常に近くに居たので、何か違和感がある行動をすれば当然目に付くはずだ。


 しかし、前回も無い一つ違和感などは存在しなかった。そうだあれば、仙女普段とあまり変わらないと考えても良いだろう。


 自分の部屋に居る時間帯はどうしても知ることが出来ないので、断定はできないが、かなりの高確率でそうだと思うっている。


 仙女自身も自分の魔法でシンデレラという物語が完結すると思って居る。だからこそ、二回目の同じ時間帯にシンデレラに魔法を掛けに行ったのだろう。


 森に居る時は彩や柊に魔法を見せて遊んでいる所を何度か見たことがある。寝る時以外はほとんど一緒に森の中に居た……だが、思い出しても全く違和感を覚える行動や可笑しなことはしていない。


 仙女はあまり関係ないと思っていいだろうか……。


「いや」


 仙女の部屋に行った時に一緒に映っていた男の人……その写真自体にも意味があるかもしれないが、男が関わって居るという事実は捨てきれない。


 だが、その男についてもイマイチ分からないので、調べるしか方法が無い。


「お……聞こえてきた」


 一時間経過したころだろうか、ドラちゃんの声が聞こえてきて、暫くすると翼の音が聞こえたため、小屋を出た。


 森の中には誰もおらず、人の気配もない。どうやら前回と同じでみんな揃って大空に行ったみたいだ。ここから真剣に調べる必要がある。


「あんまり時間が無かったから、今回は十分調べる」


 俺は一応人が居ないかの確認をして、仙女の部屋に入る。部屋の中は前と全く同じで、黒魔導士のような服の替えと、机の上に置かれている仙女と誰かの写真だ。


 目に見えている部分ではそれ以外ない。だが、良く他に探せば無いか出てくるに違いない。


 俺は仙女の部屋を探す。机の中身を空けるが、特に何も入って居ない。つけている所を見たことが無いネックレスや、ピアス……そういった小物系は良くあるのだが、そんなもの完結させるヒントにもならない。


 全ての引き出しを確認したが、そういった物しか入って居ない。全て仙女の私物のみで、物語に関係していそうな物は一切ない。


 俺は見た物を仙女にバレないように綺麗に直し、再び戻す。後調べていない物と言えば、黒魔導士一式ぐらいだが……何かあるようには見えない。


「一応調べてみるか……」


 俺は手を伸ばし、ポケットの中身を探る。だが、何も入っておらず拍子抜けする。もしかすると、仙女の部屋には何も無いかもしれない。そんな気がしてならない。


 だが、そうなるともう手の出しようがなくなる。物語を完結させるためにどうすればいいのか全く想像が出来なくなる。現段階でわかって居ることはシンデレラが死んでしまうという事実だけだ。そうなれば、物語としてうまく行く訳がない。


 シンデレラが死なないように動く手もあるが、そうなると仙女に魔法を使わせないということになってしまう。それか、仙女が魔法を使った後にどうにか死なないように動くということになる。


 だが、後者は間違いなく失敗する。俺達がどうこうしたところで、魔法という未知の物に何か出来るとは思えない。そうなれば失敗してしまい、シンデレラは同じ結果になってしまう。


 仙女に魔法を使わせなければ、当然のようにシンデレラが綺麗になることもないし、ガラスの靴が出来ることもない。そうなれば王子がシンデレラに一目惚れすることもなくなるだろう。


 どちらにしてもシンデレラという物語が完結することは難しくなってしまう。どうすればいいのか分からない。


 俺は内ポケットが無いかと調べると、分りにくい場所にポケットがあった。この場所に何もなければ今出来ることは何もなくなってしまう。


「あった……」


 内ポケットの中には一枚の封筒が入っていた。全く関係の無い物の可能性も捨てきれないが、俺は中身を見ることにした。


 その中には誰かに向けた手紙が入っていた。宛先は不明だが、中身の内容から恋文だとわかる。


「これって……仙女が書いたのか?」


 仙女が持っていたのだからそう考えるのが普通だ。他に人の手紙を分かりにくい内ポケットに入れて置く理由など無いはずだ。


 だが、そうなれば……この手紙は誰に渡す予定の物なのだろうか。シンデレラが王子と結ばれるという話に、魔法を掛ける仙女が誰かに恋としていたなどという話が入って来る訳がない。


 仙女が誰かに書いたのであれば、相手が居るはずだ。だが、仙女が誰が好きなど分かるはずもなく……いや、待てよ。


「もしかすると……」


 俺は机の上に置かれている写真に目を向ける。そこには仙女と肩を組む、一人の男……もしかするとこの男なのもしれない。


「待て……この場所、見たことがある」


 前回見た時はこの写真が撮られた場所がどこかなど全くわからなかったが、今の俺には場所がわかる。


「これって、お城の中じゃないか……」


 前回一度、舞踏会に行った時に見たことがある場所だった。一度見ただけなので、断定出来る訳ではないが、写真に写る頬を赤らめている仙女を見て確信できることがあった。


「この手紙……この人宛てに書いたものだ。でもお城に仙女が居る理由もわからないし、この男は一体……」


 仮に仙女がお城に行ったことがあるとしよう。流石に仙女がお城に住んでいたという可能性は限りなく低い。だが、この男性は一体誰だ?お城に行った時にたまたま出会った人なのだろうか。


 いや、それは物語的に可能性は限りなく低い。これが無いかと関係しているのであれば、急に登場人物は増えることは考えずらい。


 そうなればこれはもしかして……いや、可能性は十分に考えられる。お城に住んでいる人であると仮説して、肩を組んでいる事から考えて、仙女はこの男にお城に呼ばれたと考えた方がいい。


 そして、そうすることによって、この男は一人の存在に絞られる。


「王子……」


 仮に仙女がこの王子に恋をしていて、恋文を書こうとした。しかし、身分の違いで諦めた……いや、その可能性は極めて低い。


 身分の違いが関係しているのであれば、シンデレラが王子と結婚するという結末も変わってしまう。王子と一般人ではかけ離れている。


「物語の都合上か!」


 仙女はシンデレラを王子と結ばせる一つの役目を担っている。仙女の魔法ありきで作られている物語なのだ。当然、居なければシンデレラが王子と結ばれることは無いと言ってもいいだろう。


 だからこそ、仙女は手紙を王子に出さなかった?そうなると、シンデレラという物語は完結しなくいなり、誰も知らない結果になってしまうから。そう考えると辻褄があう。仙女が物語上、王子と結ばれることが許されないから恋文を渡さなかった。


「だからこそ、シンデレラは……」


 仙女がシンデレラに魔法を掛けたのだ。当然、仙女は自分が好きな人と他の人が結ばれる結果など否定したいだろう。しかし、物語的には仕方が無い事だと理解しているから、魔法を掛けて、王子とシンデレラの架け橋をする。


 だが、魔法というのは未知の物だ。俺達が物語に関係してしまったことによって、自分の想いが魔法に関係してしまうようになったとしたら……だからこそ、シンデレラはお城に行けなかった。


「もしかするとこの物語……」


 だが、これは全て仮説でしかない。仙女が王子の事を好きだというのも、手紙を王子に出そうとしたことも、魔法のことも全てだ。だが、なぜかわからないがしっくり来ていた。


「そう一つ確認することがあるな……」


 それはずっと気になっていたこと。だが、仙女はあくまでもシンデレラに魔法を掛ける存在だと思って居たので気にしなかったことがある。


 だが、今はシンデレラよりも仙女が物語を完結させる手掛かりになるかもしれない。気になるので確認しに行く方がいいだろう。


 俺は電波の繋がらない携帯を取り出し、仙女が映って居る写真を撮る。そして保存して、手紙を元の場所に戻す。


「とりあえず、そろそろ時間になるし、小屋に戻ろう。それから仙女に相談してみるか」


 俺はみんなが帰って来る前に、ベットがある小屋に戻ることにした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ