表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/25

九章 ダンジョンなんて小説じゃわかりづらいからここは要塞的なやつでいこう

 いや~今回からファンタジーっぽい感じになりますね~

「そうですね、あなたとの絡みもこんなところまで来るといっそ清々しいですよ」

 じゃあその清々しさを長く感じるために私を本編に

「出さないですよ」

 ちょっとだけ・・・ほんちょっとでれればいいのに・・・・・・

「これ以上世界観壊せないですしこの部分も本当は無くてもいいんですから」

 でも戦いながら○○が○○を――とかいちいち解説するのめんどくさいですよ

「大丈夫だよ、ここまで誰の視点で進めてきたと思ってるんですか」

 ドS野郎

「誰がドSだ! お前情けで作られてるここの部分完全に消すぞ!!」

 それだけはやめてください! 私ここしか本当に居場所ないんです、無くなったら闇に葬られます!

「じゃあ大人しく本編いけ」

 了解しました。それでは本編へどうぞ~♪


【九章 ダンジョンなんて小説じゃわかりづらいからここは要塞的なやつでいこう】

 ここは・・・・・・どこだ・・・・・・? 僕はなんでこんなところに? さっきまでエミィと教会で、それでレキが・・・・・・

「はっ、レキ、痛ゥ!」

 起き上がろうとした瞬間頭に激痛が走る。どうやら鈍器か何かで殴打されたみたいだ、まともに立てそうにない。

「レキはここにいないよヘル兄」

 よこから聞こえた聞き覚えのある声に振り向くと、僕と同じように手を縛られたエミィが座っていた。

「エミィ、無事なのか?」

「殺されてないだけ無事ってところかな、私も気絶させられたみたいでここがどこかわかんないや」

 やっぱりエミィも気絶させられて、なんでこんなところに連れてこられたんだろう? 殺すのならあの時不意を突かれていたから殺せたはずなのに・・・・・・いやそんなこと考えないでおこう、現状生きているだけマシなもんだ。

「とりあえずどうする?」

「いきなり聞かれても困るよヘル兄、私たちの武器は全部取られちゃってるみたいだし縄で縛られてるから身動きもまともにとれないもん」

 武器が無くて檻の中、手は縛られてて身動きが取れず頭部のダメージがまだ残っているせいで戦えそうにもない。最悪の状況だ、何か打破できるようなものはないのか・・・・・・とそこに近くにやってきた見張り番らしき人物の会話が聞こえてきた。

「なぁ、あいつら捕まえたのはいいけど何に使うんだ?」

「さぁ? ボスが考えることが俺たちにわかるはずないだろ」

「つってもただの部族二人だろ、魔獣でもないやつを生贄に使うとも思えないしな」

「まぁほっといても檻から出られないだろうし鍵なんて置いとけ置いとけ、あっちで飲もうぜ」

 うん、なんてダメ人間たちなんだ。じゃなくて鍵が机の上にある、これはチャンスだ! どうにかしてあの鍵をとればこの檻から出られる。

「ヘル兄、あいつら私たちのこと部族って言ってたよね」

「ああ、そうだけど、それがどうかしたのか?」

「ってことはあいつら、ヘル兄が魔法を使えることを知らないはず」

「そうか、だからこんな簡単に燃やせそうなロープで・・・・・・よしちょっと離れてろ」

 精神を集中してイメージを作り上げる。ロープだけを燃やして抜け出すイメージ、魔力を放出して魔法陣を編み出す。

『炎塊の章・第一項』

 声に出せないので心の中で呪文を唱えて魔法を発動する、するとロープに火が付き手から燃え落ちたが僕の手には一切の火傷が無かった。

「感謝してるぜ、レキ」

 涙を流していた少女の名を呟いてエミィのロープをほどく、これで二人とも動きが自由になった。あとはどうやって鍵を手に入れるかだ。

「ヘル兄は物を浮かせたり出来ないの?」

「わからない、炎塊の章も中途半端で第五項までしか読んでないし火は操れても物体はちょっと」

「レキが私たち跳ね上げたみたいなことは?」

 レキが・・・・・・あの時の魔法か、でもあの時は魔法陣も複雑で多分中級の魔法に入るはずだ。呪文は覚えてるけどイメージだけでどうにかなるかどうか・・・・・・

 僕が頭を抱えるようにして魔法陣の構造を思い出しているとエミィがふと呟いた。

「あの本の第四項に書いてあった燃やした物体を操る技術の応用なんじゃないの?」

 そうか! ちょっとまちがってはいるけれどそういうことだったのか! レキの言ってたこれからの応用ってのはこのことだったんだ。必死で第四項を思い出す、あの本に書いてあったのは物を浮かせるときの基本魔法陣とそれを炎塊の章に混ぜた時の魔法陣だ。なら火だけを抜いて物体だけで考えれば!

「ありがとうエミィ、できるかもしれない!」

「え? できるの、頑張って!」

 僕は床に座ってもう一度精神を集中させる。物体だけを持ち上げてこっちに引き寄せるイメージだ、この時空間ではなく移動の初めと終わりを点と点で結ぶ方が移動しやすいと書いてあったからそのイメージで鍵の真下と僕の手元を想像する。よしイメージ会出来た! あとは魔法を発動してこっちに引き寄せれば・・・・・・

「ぐふぅ!」

 僕の手元にくるどころか腹部に鍵が直撃した・・・多分レキの飛翔の円環がイメージに入り込んだのだろう、ものすごい速度で鍵がやってきた。

「ヘル兄大丈夫?」

「うん、大丈夫だけどちょっとまっててくれるかな? 扉は一応開けといて」

「わ、わかった・・・・・・」

 エミィが鍵を開けてからうずくまっている僕の近くに座って似合わない顔で話しかけてくる。

「レキはさぁ、なんでこんなことしたんだろうね?」

 やっぱりと思ったがレキのことらしい、さっき見張りが言ってたことだと僕たちが生贄にされるみたいだけど、やはりそのために近づいてきたのだろうか・・・・・・でも僕は、レキが流していた一滴の涙を信じたい

「大丈夫だよ、レキなら話せばわかってくれるさ、だからあの子を責めないで置いておこう・・・・・・エミィもまだ一緒に旅がしたいだろ?」

 返事はしなかったが無言でエミィが頷いた。こんな役立たずの僕と一緒に旅をしてくれる頼もしい妹だ。お兄ちゃんとしてこの子の願いは1つでも多くかなえてあげたいから、それと泣いている女の子をほおっておけるほど器の狭い人間なんかじゃないから・・・・・・・

「レキのところに行こう、それでちゃんと話そう、それでまた一緒に旅をしよう。それでいいよね?」

 またエミィが無言で頷く。

 いかないといけない義務なんかないし正直怖いからこのまま逃げたっていいけど、それでも泣いている女の子を置いて逃げられるほど落ちた人間じゃない。

「絶対助けてやるから・・・・・・」

 決意を言葉にして、狭い檻から一歩踏み出した。


 やばいよヘル兄かっこいいよ!

 そうかな、でもやっぱり主人公なんだからこのくらいしないとね

 じゃあ次回はもっとかっこいい戦闘シーンかもね、期待してるよ!

 戦闘シーンを期待されるとプレッシャーが・・・・・・

 じゃあ今回はこの辺で、みんなも期待してね! 

 プレッシャーかけるのやめてぇぇぇぇぇえ! 次回も親もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ