七章 シリアスなことするとボケなんて考えてられなくなるから気をつけろ!
そろそろいい感じに話が展開していきます
ふと思ったことがあるんですけど・・・・・・
「なんですか、どうせまたどうでもいいことでしょう」
いやこれかなり重大なことだと思うんですよね
「重大ならもっと早く言ってください。それでなんなんですか?」
最近、ツッコミが少ない気がするんですよね。この小説タイトルがお前らはツッコミの大切さをわかってねぇんだよ!で少女二人がお前らで世界観が異世界、でもツッコミが少ないと思うんです。
「そういえばそうだった、でも今回の話ではあまりそこ想定してなかったししかも今回の最後か次回からシリアスな展開行こうとしてた時になんてこと言い出すんだこいつは・・・・・・」
まぁツッコミとかその辺は私の仕事じゃないのでそこんとこお願いしますねぇ~、それでは本編の方へどうぞ!
【七章 シリアスなことするとボケなんて考えてられなくなるから気をつけろ!】
魔族の者が住まう町イプセル、ここでは旅人が来ることを多く想定した町であり多くの宿屋や武器屋、ほかにも魔法に関する物がある。基本的には部族も魔族も共同に住めるよう設計してあるのだか少し種族にうるさいものもいるようでめんどうごとを起こさないように警備がいる。木でできた暖かそうな家、石造りの要塞のような場所、綺麗に立ち並ぶ風車とそのままでも飲めそうな川があり空気が澄んでいてとても居心地がよさそうだ。
「あ! あれみてあれ、すごい量の本があるよ!」
「あれは魔本、魔法を学ぶものが最初に使う教本で基礎魔法と魔法陣の書き方が載ってるものが多い。でも稀に上級魔法が載ってる本があって間違えて使って事故を起こす場合もあるから買うときは十分注意して」
「へぇ、いろんなのがあるんだな。基礎魔法で・・・・・・この火と鉄の刻印ってどんな感じなんだ?」
「それは刻印魔法、簡単に言えば魔法陣を編み込んだ武器をに魔力を流すことで使える魔法。術者にリスクが少ないけど中級者向き」
「下級向きなのは何があるの?」
「お兄さんだとこの炎塊の法とかがいいと思う、簡単だしこれからの応用にもなる」
「じゃあこれを買ってくるよ」
「うん、エミィはなにもいらないの?」
「私は部族で魔力もない方だしいいよ、それよりもヘル兄のこと考えてあげて」
「わかった」
それから僕たちは演習場に移動して魔本を元に魔法の練習を始めた。
まず魔法の原理を勉強してその魔法のイメージを頭の中で考えて、できたら次は魔力を外に放出する。難しいことは考えずイメージのままに魔法陣を作りだす。最初はそこまでやるのに半日もかかったし体力より精神力が大幅に持ってかれた。一日終わるころには立ち上がるのもやっとで宿を探して部屋に入ってからは倒れ込むように寝てしまったらしい。
それから翌日、朝起きるとまたレキがいなくなっていた。ここは町の中だから獣の偵察もいらないしどこに行ったんだろうと窓を開けて外を見ると宿屋の前で誰かを待っているようにレキが立っていた。声をかけようかと思ったかが直感でやめておこうと思いそのまま戻ってくるのを寝ているエミィと一緒にまっていた。
――結局レキは夕方まで帰ってこなかった。
エミィを起こして二人で演習場に行こうとしたときはもう宿屋の前にはいなかったしどこに行ったのかもわからない。練習を終えて宿に帰るとすでに部屋の中で待ってたらしくどこにいたのか聞いても答えてくれなかった。
「ねぇヘル兄、今日はご飯どうするの?」
「そうだなぁ、お金もないしどこかに食べに行ったりもできないからどうにも・・・・・・」
「お金ならあるよ」
唐突に言ったレキの手には金貨が三枚も握られていた。この世界の通貨とか金額にはあまり詳しくないけど聞いたところだと金貨一枚があっちの世界での十万ほどになるらしい。つまりかなりの金額をレキは今持っている。
「どうしたんだそんなお金?」
「旅に出る前に仕事で貯めたお金を全部持ってきた。まだ金貨があと十五枚ある」
「レキすごーい! 大金持ちじゃない、これならどこか食べにいけるよ!」
「一人旅の予定だったんだろ、使ってもいいのか?」
「全然いい、今は三人旅だから・・・・・・」
使ってもいいというならありがたく使わせてもらおう、腹いっぱいとまではいかなくても明日の修業に耐えられるくらいには腹になにか入れておきたい。
「じゃあお言葉に甘えて、行くか」
「うん!」
そして三人で少し歩いたところの飯屋へ行って三人で金貨一枚分食ってきた。その時驚いたのはレキがすごく大食いだったことでその小さな体のどこに入ってるのかというほど喰っていた。俺は適当な定食ですませてエミィは三人分くらいの飯を食っていた。レキの食う量を見て持っている金額をなるほどと思ったのは多分僕だけなんじゃないだろうか・・・・・・
「ふぁ~食べた食べた、久しぶりにあんなに食べれたよ」
「お前あとで吐いたりしないでくれよ、さすがに見たくない」
「お兄さんたちはけっこう小食なんだね」
「いやお前の胃袋がブラックホールなんだよ! その体のどこにあんだけ入るんだ?」
「昔から言われる」
そんな感じで飯の感想とかを言い合いながら宿に帰ってる途中前から馬車が来たのを見て横に避ける。だけどなぜかこっちに向かっている気がする、もっと近づいてくる馬車を見ると馬の様子がおかしい、あきらかに普通の顔をしておらず馬車の中には誰も乗ってないのが見えた。僕たちにあたりに来てる! そう思ったのは直感だった。僕を含めてエミィとレキ全員を巻き込むようにリアカーの部分を横にして突っ込んでくる。
「危ないっ!」
僕はエミィとレキを抱え込んで思いっきり跳んだ。それでも異世界の馬の体長は大きく体が馬の首に当たりそうになったときレキが魔法を唱えた。
「飛翔の円環」
瞬間僕の体が空中に跳ね上がり馬の頭をすれすれで避けて馬車は後ろの民家に突っ込んだ。民家の中から悲鳴が聞こえるし周りから人が出てきている。空中に浮いた僕たちは近くの屋根に落ちた。
「逃げよう」
そう呟いてレキは真っ先に宿屋の方へ駆けて行く。僕もびっくりして気絶しているエミィを抱えてレキを追いかけた。
「レキ、なんで逃げるんだ!?」
「あいつらは魔法で馬車を操ってた。多分今もどこかでこっちを見てる」
なんで僕たちが狙われるんだ? 確かに僕は人間でちょっと特殊だけどそれだけで狙われる理由になるはずがないしエミィもただの部族の一人だ。じゃあレキか? 暗殺者ってのはほかの奴から狙われたりすることもあるってことか。
「宿屋まで行こう、そこまで行けば安全だと思う」
「わかった」
とりあえず質問より命が大事な僕は屋根の上をレキの背中を追って走り抜けた。
うわぁ今回緊迫してるねぇ
そうだな、レキのこともけっこう伏線みたいなの張られてるしやっぱり一波乱あるのか
言い過ぎたらネタバレになる、今回はこの辺にしよう
そうだね、じゃあ次回もお楽しみに~♪
書いててすごく楽しい作品になってます!




