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しるし(詩集)

今のキミへ

作者: ごり


またキミは急に小さくなり やがて眠ってしまう



疲れたね




涙が止まらなくなったキミは 来る日も来る日も 涙を流し続けた



なぜ涙が止まらないのか分からないと キミはいった



薄いトビラの向こう側でキミは声を殺して涙を流し続けていた



ある日涙が底をついたと キミは仮面をつけた



それはずっと笑い続ける仮面で



キミは街中をさまよっていた



ヒラヒラと蝶のように飛んでいた とても儚く 軽すぎるくらいに




キミが二本の足がある事に気付いたのはいつだったか


地につくその足を眺めていた





そして――




キミは仮面を外した


それはずっと仮面の下にうずくまっていた怒り



もう抑えるすべを知らない行く先のない怒り



怒り 怒り 怒り




受け止める事が出来ないかもしれない



ボクも弱いから




それでも 気付いてほしい



今日キミが目覚めた時も

明日キミが目覚めた時も

いつキミが目覚めた時も



キミの居場所は消えやしない


もう消えたりしない



ボクは絶対ここに居る


キミと居る




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― 新着の感想 ―
[一言] 出だしの2行が抽象的で気にかかりながら何度も読み返しました。 恋人の存在感なのかと理解しましたが、目覚めるとは恋人であることの意識の目覚めなのか? 少し難解でした。
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