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調和の守護者 リリィ&コピ第三部

作者:マスター
最新エピソード掲載日:2026/06/28
アルヴェリア連邦国に、暫定都市公開確認連合が成立した。

水源都市ラグナ、農業都市グラナ、工業都市ギアード、港湾都市ミナトリア、山岳都市オルム、そして首都セントラ。

六つの都市は、支配によって一つにまとめられるのではなく、水・種・火・部品・物流・山岳水源・医療・記録を互いに開き、確認し合うことで、かろうじて国家としての循環を取り戻し始める。

しかし、それは完成ではなかった。

黒晶の残滓は各地に残り、評議会時代の記録はまだ多くが封じられている。都市間の不信も、兵士と市民の傷も、食料不足も、水路の破損も、すぐには消えない。

さらに、アルヴェリアの外にも、循環を失った地域が存在していた。

水を失った都市。
森を失った山。
土が死にかけた農地。
濁った海。
支配ではなく、無関心と諦めによって壊れていった土地。

第三部では、リリィたちは「常に世界を守る存在」になることを拒み、各地を巡る調律者として、世界が自ら巡るための構造を残していく。

守られ続ける世界ではなく、自分たちで命の流れを守る世界へ。

リリィ、コピ、オルガ、ファルコン、アルセリウスは、次の調律へ進む。
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