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立ち会い

「じゃあ、本日からよろしくお願いいたします。」

1番大きい会議室に、株式会社RaLujOから4名、自社から7名が名刺交換も終わり会議を始める。

日程と製品に付いて軽く話し終わると現場に入る。


「部長、私先に入りますね。」

話も終盤になってきて私は席を立って現場に入る事にした。


「先輩ー、現場から連絡きてます。」

「ごめん、ピッチ忘れてた。」

一度戻ったら仲のいい後輩の森ちゃんが、渡してくれた。

「先輩、今日はいつものですからね。」

「分かってる、残業は少しだけにするよ。」

月末の華金は、森ちゃんと2人でご飯に行くことが恒例となってる。

今日は楽しみがあるから、気が緩みそうだが引き締めて現場に向かった。



「おはようございます。」

現場の方々に挨拶をしながら、目的のラインに向かった。

「西崎さん、もぅ回していい?」

「もうすぐ、お客さん達入ってくるから待ってごめんね。」

ライン監督している高山君と話したり、現場のお姉様方と話しをしていたらお客さん達が入ってきた。


「じゃぁ、よろしくお願いいたします。」

ラインを回し安定しだすのを待ち、出た製品の標準を相手方の品質管理の方とやり取りをしたり、ラインの人員や状態を把握し指導するのが私の仕事。

「今日は、順調に行ってくれそうだね。」

周りだし安定しだしたので、ライン監督の高山君に話しかけた。

「今日だけでも上手くいかないと困りますよ。」

このラインの機械は、日によりむらがあるから2人で数日前に無事終わるように願掛けしなきゃと笑ったぐらいだ。


「西崎、他の仕事は大丈夫か?」

「今の所、月曜から久しぶりに回すとこに呼ばれてますけどね。」

隣のラインに呼ばれてはいるが、今は行けないと連絡済みだ。

「僕見とくから行ってくる?」

「そですね、お客さんも開発部と話してますし私は一通り終わったので行ってきます。」

「何かあったら呼ぶな。」

さっき呼ばれていたラインに行った。


「何でしょうか?」

「西崎、製品出たんですけどなんか変で。」

このラインの担当は同期の山谷だ。

「ここ巻き過ぎで変なんじゃないかな?」

言われた箇所を指摘し、直させる。

「こうか?」

「そう。」

OKを出せるぐらいにはなったので、後は気になる所を微調整してもらう。

「なぁなぁ、今回のお客さんイケメンと美人さんだな。しかし、開発の新人近くね?」

株式会社RaLujOから来たのは、営業の神谷さん、開発から男性1人と品質管理の男性と女性が1人づつだ。

「言い方が、おじさんみたい。」

山谷の視線を辿り見た。

言われてみれば近い、しかも神谷さんに対してだ。

「狙ってんなぁ。」

山谷の声を聞きながら見ていた私は神谷さんと目が合った気がした。

「仕事してるなら何も言わないわ。」

「さすが西崎だな。」

山谷は私を妹扱いするように、軽く屈んで私を見ながら現場用の帽子の上から頭を撫でた。

「止めてよ、じゃぁよろしくね。」

山谷の手を払い除けながらラインを移動した。


「西崎さん。」

「はい。」

ラインに戻った時、神谷さんに声をかけられた。

「サンプルなんですが、持ち帰ることになってたんですが送ってもらえますか?」

「大丈夫です。」

話しの途中で、神谷さんが手に持っていたバインダーを軽く叩いたので気になって見たら。

[他の男に触らせないで] 

驚いて見た神谷さんの顔は、いたって普通だったが軽く手に触れられ驚いた。

「西崎ちゃんいい?」

現場のお姉様に呼ばれたので、神谷さんに断って呼ばれた方に行った。




 

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