再会当日 神谷視点
「本日からお願いします。」
「今日1日こちらの部屋抑えてるんです、自由に使ってください。」
今日から休日を挟み4日間の立ち上げで、株式会社tundに前乗りで来ている。
営業の浜口さんや開発の方と話を詰めている。
「西崎来れないんですか?」
「すみません西崎は忙しいんで、さっき連絡したんですが現場に出ずっぱりみたいで。明日は始めからなるべく立ち会えるようにはしてると言ってたんで。」
開発の部長と品質管理の部長が話していた。
「今はしょうがないよね。」
そこにいた僕以外の、全員が頷いていた。
「神谷さん、今日の夜どうですか?」
間の休日2日を入れ、5泊6日こちらでお世話になることになっているのでとても気を使ってもらっている。
「いいですよ、僕何処かで食べますし。数日お世話になりますし。」
「いやいや、気にしないで下さい。しかも、さっき西崎の後輩に確認したら今日は遅くないって言ってたんで、神谷さんがよろしければ。」
来社してから、彼女には1度も会えていないこんな機会を下さるならとお願いした。
「すみません、少し遅れるらしくて。」
「いや、気にしないで下さい。」
「あっ、神谷さんがいること言ってないんで。」
浜口さんの一言に驚いた。
今は、焼肉屋にいる。昼に浜口さんに誘われて西崎さんも行けるとのことで彼女の行きたい焼肉屋に来ている。
「すみません、遅れました。」
個室のカーテンが開いて、立っていた女性は驚きながらこっちを見ていた。
2年前に見た彼女に、心がざわついた。
そこから、自己紹介をして少ししたら浜口さんの携帯が鳴った。
2人きりになった空間で、彼女に話しかける勇気を出した。




