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話
大会当日。烙伊は車で、大会が行われる横浜へむかっていた。2時間ほど前から、車は一度も赤信号にあたっていない。
一般人ならかなりツイている日だと思うだろう。だが、彼にとって、これは日常であり普通のことなのだ。彼は車を運転しながら、助手席に置いた地図をとってもう一度場所を確認した。
彼は、2か月前からこの大会をまちわびていた。
そう、ヘヴンズガーデンを・・・
彼がこの大会に参加するきっかけとなったのは、25の誕生日の朝に、ある手紙が届いたからだ。{はじままして、烙伊様。我々はあなたに盛大なプレゼントを送るためにこの手紙を送らせていただきました。
今から2カ月後に横浜で、全世界の強運を持った人たちが集まり、戦うという大会が開催されるのですが、烙伊様はとてつもない強運を持った方だと多くの人からの情報があったため、ぜひ参加してみませんか?もちろん、優勝したときにはとてつもない賞品がもらえます!あなたの出場をお待ちしております。 お庭の従業員}
「なんだこれ?」と言いいながらもその好奇心からか、すぐに書類に印を押し、大会を決意したのだった。。