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婚約破棄をされてしまったので国を守る契約も当然破棄ですよね?  作者: 創造執筆者
2章 ミラナリア争奪戦?
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45 プチッのその後

「ん?プチッ?」


公爵の嫌な予感は限界まで高まっていた。何故か分からないが嫌な音だけがやけに耳に響いてきたのだ。そんな音の発生源は兵士たちに押さえられている皇子からだった。


しかも、皇子の方を見てみれば先ほどまでは兵士たちが抑えるのに苦労していたはずだか、今では全く抵抗を見せていない。


まさかと思い、公爵は皇子に近づくが全く反応を見せていない。


「あ~、マズいマズいマズい!これ、本当にマズい奴だって!あぁ、どうしよう、これ完全に私の監督不行き届きじゃないか!」


そう、なんと皇子は今のショックで帰らぬ人となってしまったのである。普段体験しないような急激なストレスが一気に押し寄せていき、血圧が上がったことで普段の不摂生な生活によってダメージを受けていた血管が破裂してしまったのであった。




「いや~、本当に大変でしたね。まさかあんなことになるなんて私も予想していませんでした。公爵様も大変でしたね。」


「大変だと、大変なんていうレベルじゃないぞ!この国で皇族が亡くなったんだぞ。しかも、その現場に私が居合わせたとあって本当にうまく話をまとめるのに苦労したんだぞ!どうして君は他人事なんだ。


陛下に至ってはミラナリアが何かやらかしたときには一緒に巻き込まれましょうねって約束した仲だったはずなのに何もしてくれませんでしたし。どうして国王であるはずのあなたが他人事みたいな顔をしているんですか!」


「何言っているんだ?だって、お前たちはまだ婚約だけだろ?つまり、俺とミラナリアはまだ他人の段階だ。お前たちが結婚してからが家族なんだからな。つまり、俺は家族でもない人間が起こした問題のしりぬぐいをする必要なんかないというわけだ。」


「さすが王様ですね。責任の回避方法が悪質な手口ですよ。」


「おい、おい、ミラナリア、そんなに褒めたっておかしくらいしか出ないぞ。ほれ。」


「わ~い、ありがとうございます。」


シュバイン皇子が息を引き取るという異例の事態が発生してから数日たち、この三人が何をしているかというと、完全に公爵のお説教タイムだった。


公爵の命令で取り押さえられていた皇子が亡くなってからの公爵の動きは速かった。すぐさま、関係者各位に連絡し、シュバイン皇子の父、つまりは皇帝との会談をまとめたのだ。


皇帝も自身の息子を殺されたということもあり、ひどく怒っていたが公爵にとっては幸運なことに皇子は国王の殺害を示唆しており、それを何人もの人間が聞いていたのだ。


そのためすぐさま帝国によって調査が行われたものの、結果は先のとおりで皇子側が全面的に悪いということになり、皇帝は皇子の死に関して公爵の責任を問えることが出来なくなってしまった。


しかも、それだけではない。この際、ミラナリアにちょっかいを出す人間を減らしたいと考えた公爵は見せしめとして帝国から多額の賠償金をせしめることに成功したのだった。


よろしければブックマーク登録や↓にある☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただければ大変うれしく思います。


また、作者は他の作品も投稿していますので興味がある方はそちらもお願いいたします。

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