12章のあらすじ・登場人物
●十二章のあらすじ
主人公である桜下は、異世界に勇者として召喚された。
しかし、桜下の勇者としての能力は、邪悪とされ嫌われる「ネクロマンサー」。
その能力ゆえに、桜下は処刑されそうになるが、能力を駆使して逃げだすことに成功する。
ついに一の国に到着した桜下たち。
無事にエドガーの治療も済み、万事解決かと思いきや、女帝ノロが暗躍を見せる。
ノロの策略によって、クラークたちとの勇演武闘に出場する事になってしまったのだ。
桜下は新たな力、「ソウルレゾナンス」によって、勇士を刻んだのだった。
●これまでの登場人物
・西寺桜下
主人公。死霊術の能力を持つ。いつもニット帽を被っている。十四歳。
・アニ
桜下の首に下がっている、喋るガラスの鈴。自我字引という魔法道具。正式名称はビブリオ・ジ・アニマ。
・フランセス・ヴォルドゥール
ゾンビの少女。愛称はフラン。怪力と、猛毒の鉤爪を持つ。享年十二歳。
・ウィル・O・ウォルポール
幽霊シスター。炎の魔法を使うことができる。孤児なので、自分の年齢は知らない。
・エラゼム・ブラッドジャマー
首無し騎士。百年以上前の時代を生きた猛者。剣の腕は達人級。享年四十五歳。
・ライラ
グールの幼女。生きたままアンデッドになった半死霊。四つの属性の魔法を使いこなす。その出生には謎が多い。人間だった頃の年齢は十歳。
・アルルカ・ミル・マルク・シュタイアー
ヴァンパイア。自分が楽しむ為だけに人を殺す人格破綻者。氷の魔力を持つ。
・ロウラン・ザ・アンダーメイデン
ミイラの姫君。普段の姿は霊体で、本体は箱の中に収まっている。




