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伝説のハンターがオカマだった件 ~真祖だが魔法学園で教師してたら女神が入学してきた!?~  作者: ビにゃーキー/キャラクター原案:空星きらめ(にじさんじ)と愉快なリスナー達
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プロローグ

※注意事項※

キャラクター原案:にじさんじ所属Vtuber「空星きらめ」

上記Vtuberが配信中にて、リスナーと共に制作したオリジナルキャラクターを

「フリー素材」であると有り難い言葉を頂き書かせて貰いましたファン作品です

読み切りのつもりではありますが、気が向いたら更新するかも??

伊達メガネを外し、天を仰げば、血の様な赤い液体が目に降り注ぐ。

一滴、二滴、三滴…溢れて、頬を伝って、地に落ちる…

黒ずんだ目は共鳴するかのように、片や緋色に、片や金に。


あぁ、何たる甘美だろ…何たる潤いだろ…


「あぁん!!快!感!」


「目薬位で喘がないで下さい、我が主」


ふっと声のする方を見る、顔ヨシ、スタイルヨシ、イケボヨシ、性格相変わらず最悪な我が眷属よ。

「やだもう~、ヒンメルちゃんったら、人が愉悦に浸ってるときに冷や水かけないでよぉ!」

顔を可愛く膨らませて見せるも、さも当然の様に無表情にやれやれと嘆かれるが、それもまた愛らしい。思えば■■■年前にこの子を拾った時からそうだ、無表情で嫌味を言いながらも、実はただの…


「心配性だと仰りたいのであれば、全て自覚しております、我が主」


あと察しがいいところもね、あ~もう可愛いんだからこの人狼ワンちゃんはっ

「トントントン」と、空気の読めないノックが響いた、もう、ウチの仔犬ちゃんを愛でる時に誰よ!!


「失礼、勝手に邪魔するぞ!」

文字通り勝手に開けられた扉の先に立って居たのは、不幸な事に我が「王立魔導学園」の校長殿であった。貴族風…いや貴族その者の衣装をびっしり着込み、騎士上りの筋肉に支えられた、中々と目の保養となるナイスシルバーではあるのだがねぇ…


「無遠慮すぎますわよ、学園長殿、返事も聞かずに土足で乙女の書斎に立ち入るだなんて…」そう、この大らかの度を越した大雑把さよ!

剣と魔法の腕前は国の頂にあっても謀術の欠片もできんと、学園のお飾りトップに添えられたこの男は、数多い苦手の相手の一人だわ。


何よりおまけに…

「キラーリア卿は今日も冗談がお上手な事で、足さばき、手の振り、一つ一つは上等な武人のそれであれば、多少中性的な顔立ちなれと、ご自身を女性と揶揄する必要も無かろうて!」と、天然脳筋と来たものだから、まともに口でやり合うのも馬鹿々々しいわね。

全く素材がいいだけに何ともったいない。


「お世辞はよくてよ、して学園長殿が態々こちらに来られる用事はなにか?」


「おお、そうであった!!新学年に卿の班に入る新入生だが、一人特別な子が居てな、なんと教会がお認めなられた聖女様だ、それを先に顔を合わせてくれと言われてな。」


そう言って、門に軽く礼をする学園長、そして軽いヒールの音が廊下に響く。

聖女の噂は聞いては居る。吸血鬼たるこの身にとっては決して会いたい相手ではないが、生徒ともなれば仕方ないわね。


しかし、そこに現れた「それ」は、あたしの予想を超え、肝を冷やし、心の臓が杭に貫かれるが如く痛みをもたらした。


「お初にお目にかかります、ゾーラル・ホッスィノです、これからよろしくね、先生!」


その緋色と金の瞳、忘れるはずもない…

曾ては「目」を交わし、あたしの瞳に乾きの呪を課した、星空の女神「キラミエル」その者だわ!

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