マーク・ハミルス、錬金釜にハマる!(1)
クルシュナの長城の様子を見に行ってきた後、再びクルシュナ城の地下の資料室にて。
地下の資料室には、クルシュナ王国の過去の時代の歴史資料だけでなく、過去の時代の珍しいアイテムなども陳列されていた。
そんな中、マーク・ハミルスは珍しいアイテムの中から、あるものを見つける。
そしてそのあるものに知らず知らずのうちにハマっていくのだった。
その『あるもの』というのが『錬金釜』というアイテムだった。
「なんだろうな、この古くさい、薄汚れた感じの釜は?」
一見するとただの釜だが、マーク・ハミルスがたった今、手に取っていた古くさい、薄汚れた感じの釜こそが『錬金釜』という、とんでもない能力を秘めた釜だった。
そこに、階段を降りてくる足音がする。
「どう?編纂の作業は、どのへんまで進んでる?」
やはり、クルシュナ姫だ。間違いない。時折こうして、編纂作業の進捗状況を見に来るのだ。
「や、やあ、クルシュナ姫。」
「ところで、あなたが今手に持っているその釜、それは『錬金釜』といって、すごい力を持つ釜なのよ。
2つ3つアイテムを組み合わせれば、どんなアイテムだって作れる、伝説の武器防具だって、それ一つあれば作れちゃうんだから。」
「それ、早く言ってよー。」
クルシュナの長城から、クルシュナの城下町までのバス路線が開業していたので、その路線バスに乗って、城下町まで帰ってきて、そして今再び、この城の地下にある資料室にいるというわけだ。
「よし、そうしたら、いよいよ現実世界をたたきつぶしに行こうか。」
おりしもベルザハーク・アクダム帝国が、現実世界への侵攻を開始しようとしていたところ。
「俺たちには現実世界がどうなろうが、もう関係ない。
他の連中なんかどうでもいいんだ、この6人と、あとはクルシュナ姫がいてくれればな。
クルシュナ姫は俺たちを利用しようという考えもあるようだが、逆にそれならそれで、俺たちの方もそれを利用して、生き延びてやろうかと。
それよりも、こっちの世界の歴史とかについて、もっといろいろ調べたいし、錬金釜というのがどういうものなのか、使ってみたいからな。」
薬草×薬草=上薬草
布の服×皮のムチ=レザーアーマー
チーズ×唐辛子=辛口チーズ
このあたりは、もはや基本中の基本だ。
路線バスの車両×魔道書=魔道バス
魔道バスとは、魔法の動力で走るバスのことらしい。
しかしさすがに、伝説の武器防具を錬金釜で作ることになると、いったいどんな材料が必要なんだという話になる。




