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アイラクは実験好き

「ビリビリ光線銃ー!」


これがこの男、アイラクの口癖だ。


この男は無類の実験好きで、理科室では常に薬品の調合などの実験をしていた。


「あの時は調合のしかたを間違えたがゆえに、あの爆発に巻き込まれ、それでこちらの世界に飛ばされて、キタオオジ軍師との出会いを果たしたというわけですよ。」


頭はいい。どちらかというと、理数系。


それがアイラクの特徴だ。


あとは、いろんな発明品を開発したり、機械にも詳しいらしい。


頭はいいが、魔法よりも機械や発明品。それがこの男、アイラクの特徴だ。


「だけどね、ファンタジーの世界というところはね、科学技術なんか未発達で、迷信だと思われていることが本当に現実に起こるような世界なわけですから。

科学技術とか、そういうものはファンタジーよりも、SFの方がお似合いだというのが、一般的な考えかと思いますが。

ですが、それをあえて、ファンタジーの世界に持ってきてしまおうという発想をお持ちの方が、大勢いらっしゃるようですなあ、最近は。」


アイラクは機械や発明が好きだというが、はるか古代の遺跡から、ロボットを発見したという。


これによって、はるか古代の時代に、機械文明の時代があったということを学会で実証したという経歴を持つ。


ただ、勉強熱心すぎて、実は意外と、一般人が普通に知っているような一般的な常識やトレンドなどを知らなかったりするところがある。


とりわけ、女性とのコミュニケーションの取り方に難があるという。


そのかわり、頭を使うような仕事なら、アイラクにお任せ、という利点もある。



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