今日も修行と食事(1)
さあ、今日も修行だ。経験値稼ぎの修行のつもりが、俺らのストレス解消のような感じになっている。
マーク「てやあっ!」
ズガッ!
俺はワイルドドッグを一匹斬った。
華麗な剣さばきで、といったら聞こえはいいが、実はワイルドドッグは、スライムよりも最弱の犬系の魔物だ。
だから、誰でも倒せるんだ。
お次は、ワイルドバードが飛んできた。
ハッサン「ここは俺の蹴りでたたき落とす!」
ハッサンが蹴り落とすといったが、俺はそれを制止した。
マーク「へっ!大したことないって。」
俺が斬りにいったが、ワイルドバードは、あっさりとかわした。
マーク「なんてこった…。」
マリーシア「あーあ、あっさりとかわされてしまいましたね。」
ハッサン「だから俺にまかせておけって!」
バシバシッ!
ハッサンの回し蹴りが炸裂した。一撃でワイルドバードを叩き落とした。
お次はワイルドドッグが三匹。ここで俺は素早い剣さばきを見せることになるが、俺の中に、こんな力が備わっていたなんてことは、実際に技を披露するまでは気がつかなかった。
マーク「てええい!」
ヒュッ!シュッ!
ズバッ!ブシャッ!
『さみだれ斬り』という技を、俺は無意識のうちに放っていた。
『さみだれ斬り』とは、目にも止まらぬ早技で、敵を斬り裂く剣技だ。
マーク「おいおい、なぜだか知らないが、こんなすごい必殺技を習得していたんだな。」
と、ここでレベルアップを告げるファンファーレが鳴り響いた。
マーク「レベルアップはしたけどな、
しかし、プレイヤーによっては、レベル100以上とか、最高レベル999とかまでいってるやつもいるからな。」
勝っても大して喜ばないし、周囲からは、いけ好かないと言われているが、残念ながら俺のこの性格は、そうそう改められるものではない。
チートの使いようによっては、最初からレベル999になる方法もあると聞いたが、あえてその方法はとらない、というかどうすればそうなるかなんて知らないから。
では、今日の食事といこうか。
今日の食事は、パスタが出たぞ。ペペロンチーノというパスタだ。
マーク「ペペロンチーノだな。いただきます。」
全体的に炭水化物系や、動物性たんぱく質の肉系の料理が多いようだ。
この辺の人たちって、野菜とかはあまり食べないのかな?と思いながら食べていた。
キタオオジ「ちょっといいか?」
その時だった。老軍師キタオオジが、突然話したいことがあると言ってきた。そしてそのまま、自らの過去のことを語りだしたのだった。
やれやれ、老人の話は長いからなあ…。




