俺が引きこもりになった理由を語る、そして改めて再出発を誓う
俺はマーク・ハミルス。
魔法戦士だ。とはいっても、剣術の腕だけで、魔法はファイアボール以外ほとんど使えないんだけど。
ヒュッ!シュッ!
「はーっ!」
まずは居合いだ。
あんたら、今幸せか?
幸せなら、それは結構なことだ。
おっと、また特に意味のない質問をしてしまったな。俺の悪い癖だ。
俺が引きこもりになった理由は、具体的な理由を挙げろといわれても、実は特に理由が思い当たらないんだ。
ただ、なんとなく、周囲となじめなかった、といったところかな。
ただ、ファンタジーRPGをプレイすることは、幼少の時から好きだった。
あとは、対戦型のゲームも好きだったけど、その対戦型のゲームでムチャクチャ強いやつがいてね、そいつにはどうしてもかなわなかった。
いつの間にか、こんなことを思い出していた。
今頃になって思い出すなんて…。
トラックに跳ねられて、一度死んで、気がついたらマーク・ハミルスという名前以外の記憶を全て失っていた。
そして、それまでは全く面識も無かった、前世では面識の無かった、こっちの世界に来てから面識を持つようになった、あの6人の仲間たちと出会ったんだよ。
ようやく、おぼろげながら記憶が戻ってきたような気がするな…。
しかしまあ、思い出したら思い出したで、こんなことばかり思い出すとはな…。
さて、今のところ、元の世界に戻れる方法は無いな。
もしかしたらもう、戻れないのかもしれないが、それならそれで、この世界に骨を埋めるとしようか…。
まあ、どっちでもいいんだけどさ、ひとまずは、俺が出会った6人についての紹介でもしようか。
その間に、修行とか食事とか、あるいは編纂の作業が入ったりするけどな…。
まずは1人目からだ。1人目は、ハッサン・ガントフだ。




