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どうもはじめましてMik!nAです。
自己紹介はさておき
早速ファンタジーの世界に飛び込んでください!
これは運命を決められた青年が起こす
奇跡の物語
自分を変えていく物語―
プロローグ
昔、悪魔と呼ばれる人種は人間と良好な関係であった。
そもそも悪魔は良好な関係ではなくなってからついた名前であった。
そう悪魔は本来人間であった。
―たった1つの出来事で今までの平穏な暮らしが崩れ去っていった。わかりやすく言うと普段から怒りっぽい人や暴力を振るう人などは「イーヴィル」と昔はされていたらしい。
昔の決まりや法律では彼等は監獄へ入れられてしまった。
そんなある日
人間たちは密かに計画を立てていた。
―「このまま悪魔との関係を断ってしまおうと…」
しかし中には反省している物もいた。
だが人間たちはそれを許さなかった。
悪魔と見なされた人間はもはや別物扱い。
世の中はそういう、世界になった。
正しきものは正義
邪悪なものは悪
白黒はっきりさせたこの世界は少しずつ少しずつ
狂っていった。
「そのパンは娘にあげるつもりで買ったんだ!
どうして僕が窃盗の容疑をかけられているんだ!」
男は市場で目立っていた
平和なこの町で大声などありえないからである
―ここはサンハーフ 緑と海が調和している奇跡の町
男には家族がいた。
妻と娘だ来月には新しい命が誕生するのであった。
あまり裕福な家庭ではないが、
町一番の幸せな家族であるのは誰もが思った。
その男が怒鳴り声をあげたのだ。
ただ事ではない。
娘の誕生日にあげるはずだったパン。
男が精一杯働いて買った町で人気の限定パン。
米ばかり食べているので、パンを食べるのは滅多にないのだ。
そのような理由があるにも関わらず、男は捕まった。
「濡れ衣だ!僕はやってない!お金も支払った!
店員にもちゃんと確認してくれ!」
騒動が大きくなり過ぎて国から騎士たちがゾロゾロとやってきた。
その時には組織なようなものが既に出来ていて、
組織には絶対に逆らえない何かがあった。
「平穏を脅かす存在を捕らえる人がなぜ僕を捕まえる!? おかしい!」
男は精一杯叫んだ。
喉が潰れるまで叫んだ。
大きな体の騎士に取り押されれ連れ去れていく。
「待ってくれ!僕には家族がいるんだ!
僕は悪い事なんてなにもしていない! 信じてくれ!」
その叫びは届かず騎士たちの鎧の音に溶けていった
泣き声が聞こえた。
娘の声だ。
「お父さんっっ!」
これが世界の秩序というやつなのか?
集まっていた民衆はいつの間にか消え
家族だけが残った
男がその後どうなったか知る由もなかった…。
時が経ち20××年―
いつしか昔の世界は忘れ去れ。
平穏な日本で起こった。
「おいおい男が泣いてんじゃねぇーよ」
それが全ての終わりの始まり―
―――1 夢?
「よう、おっす。」
いつも通りの朝いつも通りの学校何も変わらない平穏な日々。
俺は大学受験を控えている高校3年生。
将来の夢は、特になくなんとなく過ごしていた。
さっき声をかけたのは俺の友達、腐れ縁とでも言おうか、小学校から一緒にいる匡だ。
「なんか元気そうだな。いいことでもあったのか?」
「馬鹿言え どこがだよ?いいことなんて天こそなんかありそうだぜ?」
「俺はいつも通りだよ…。」
匡はいつもこうだやたら意味深な発言をする。
それでちゃらちゃらしているせいか女子に人気が高い
勉強の方は俺より下だけどな。
そんなこんなで朝のホームルームは終了し
チャイムがなる。
なる
な
ならない。
いつもチャイムがなり終わりを合図するあの不思議な音は今耳に入ってこない。
故障かなと思ったけどクラスのみんなは、
次の授業の準備をせっせとしている
ん?
音は鳴ったのか?
いやしかし気づかない人なんているのか?
あのチャイムのようでチャイムではない音に、
それか時間で動いている人がいて、それをみて動き出しているとか。
そうだなその推測が正しいな。
よぉし俺も準備しますか。
「おーい天〜次は移動教室だから急ぐぞー」
誰かの声が聞こえる。
多分匡だろう。
でも何故だか急に身体が重くなった
そして頭がかち割れるくらいに痛い。
「うっ…ぐっ…」
おい大丈夫か?しっかりしろ!
やばいどうしようなんかの病気かな
脳梗塞とかで死んだら結構メンタルにくる…
最後にメロンパンたらふく食っておけばよかった…
俺の人生に乾杯
さよなら俺
TheEND
「おいおい男が泣いてんじゃねぇーよ」
誰かの声がしたその声は俺が死ぬ直前に聞いた声の主であると、分かった。
まだ起きれないだって俺は、死んだんだから
ここは死後の世界で閻魔大王様がいて舌を切られて
一生地獄で働かせられるんだ…
「さっさと起きろよ大丈夫だろ?」
大丈夫?は?死んで大丈夫な訳ないだろ!?
なに言っちゃってんのこいつ!
俺は起き上がりこいつにツッコミを入れようとした
目をひらくとそこに広がっていたのは、
三途の川でもなければ、
地獄でもなかった。
全く想像もつかないなんて言い表したらいいのだろう
よおし端的に言おう
多分この表現で伝わると思う
ここは…
人間の世界じゃねぇ
なにを思ってそう思ったのか
なにをみてそう感じたのか
言いましょうお教えしましょう
だって目の前に人ではない、何かがいるのですから!!!
化け物で言えば死神か悪魔か表現のしようがない
どどどどうしよう。
喰われる?殺される?ミンチにされる?
ここまで来たのに2度も殺されるなんで
ここまで来たといっても、来たくてきたわけじゃないんだけど。
なんて日だ…
ああもういっそ煮るなり焼くなり好きにしろ!
「あはは面白いなお前」
奴は笑っている。
身長は俺よりかなりでかく、黒く大きな翼を持ち右手の中指には、
神々しい指輪をはめていた。
やはり死神かと思ったが、さほどキャラ的に変わらない。
俺は怖くなりその場から立ち去ろうとする
辺りは真っ白な世界で逃げ場などなかった。
「おいおい待てよ天」
やけに馴れ馴れしいなこいつていうかなんで俺の名前知ったんだ。
?!いろいろと混乱している俺に奴はニヤリと笑い言った
「椅子… には気をつけろ? 」
椅子?なんのことだ?
「聞こえなかったか?ならもう1度…」
「いや聞こえたよ!」
(ドダッ)
ん?ここは?ああ、寝ちったのか俺
しっかしあの寝ている時にビクッってなるやつ
あれで起きちまったよおかげてほらほら
クラスのみんながこっちに向いて…?
ふぅ大丈夫だった、そういえばジャーキングつーんだっけ?
姿勢が悪い寝方をすると身体が勝手に動いちまうんだと
まぁ防いでくれるのはありがたいけど
気持ちよく寝てるのに邪魔してほしくないもんだな
あれ?俺なんか夢みてたような…
まぁ気のせいか
「よぉ おっす」
「よぉ おっす〜なんかお前元気そ……」
「どうした天?」
いやいやまってまって!
このやり取りまえもやったかもぉぉ!
いやしかしどこでこれを?
うーん思い出せない
これもどっかで見た正夢や予知夢みたいな類か?
まぁ俺はそんなオカルトは信じないけどな。
「どうする?俺らもそろそろ調査行かねぇとな」
「まさか今から行くって言わないわよね?」
「いや、やっぱ行かなくて大丈夫かどうせ向こうから行くからな」
「司令に怒られない範囲でやんなきゃだめでしょ?」
「わーってるってあいつは俺たちが手に入れる…!」
…今なにか聞こえたような
「おい天!大丈夫かよ!さっきからぼーっとして」
「お、おう わりぃ次はたしか移動教室だったな?」
「そうだけど今日は自習で教室だぜ?」
(バタバタ!)
「あ、あの!黒谷くん?」
―なにかが始まり動き出そうとしてした
運命の歯車が…
いや絶望の砂時計が―
―――2 現実?
俺は今どういう状況なんだ…?
ま、まず一旦落ち着いて新古今和歌集…じゃなくて深呼吸して
はぁすぅはぁ…って逆やろそこは
すぅすぅすぅ…って吸ってばかり!
ダメだ深呼吸しても落ち着かない
理由を、言うと、目の前に、美少女が、いるから
「くっ 黒谷くんだよね?」
「はっはい」
ってダメ男過ぎ…俺!
なにがはっはいだよ!もっとかっこよくなにかな?
みたいにクールにいかなくちゃ!男はクールにSo Cool!
「放課後ちょっと時間ある?話があるんだけど…」
え?え?このコミュ障に学年一べっぴんさんが俺に?
お肌つやつやで髪は肩まであるショートボブ(めちゃめちゃタイプの髪型)胸もそこそこなんといっても!
天使の贈りもの!!!!
授業中ずっと見て…いや見とれてしまうくらいに良い塩梅の
くっ…!感想はいくらでも出てくるのに…!
緊張すると言葉は何1つ出ねぇ!!!!
情ねぇよほんと俺も匡みたいにコミュ力あれば苦労しないのにな…
「放課後か…」
「だっダメかな? ごめんね!急に誘っちゃって!」
「いやその!ちょまっ!だっごてっ…」
「ふふっ 大丈夫?黒谷くん?」
「平気です。そして分かりました放課後ですね。」
うわぁこういうキャラなんだ…
「…じゃあ待ってるね!バイバイ!」
(スタタタター)
行ってしまった…いやぁしかし幸せな時間だったなぁ
あの女の子
あれ?なにか足りない気が…
まぁいっか!だって美少女が俺に声をかけてくれたんだから
「おい天なにしてんだ模試の過去問取り行くぞ」
「お、おう わかった今行く」
「(あの女…内の生徒か?)」
学校裏校舎
「ふふっ 今回はちょろいわねルーファン?
あれくらいならこの私の美貌でイチコロだわ」
「私の美貌だってよ!ふははは!
面白い、結局は悪魔の力をもっての事だろうが」
「はぁ?美しさは私そのものだわ!失礼ね まぁこれも契約のひとつだからねちゃんとやるわ」
「よろしいお主と契約してよかった、この男が当たりかどうかはともかく今回もお勤めご苦労、望みは?」
「望みが叶うのはその当たりが出たときでしょ?
それまで待つわ 悪魔との誓いは絶対にだから、破るわけにはいかないものね」
「ほほうなんと心強い期待している」
「さぁ行きましょう」
「待て待て城田舞」
「なにかしら?」
「先程の男に名を名乗ったか?」
「…!」
「気づかれたかもしれんぞ?おやおや珍しいじゃないか失敗したするなど」
「失敗ではありません!ミスです、しかしバレないでしょう」
「何故そこまでハッキリと断言できる?」
「私の失敗恐れないので!」ドン!
「(どっかで聞いたことのあるセリフ!)」
放課後―
場所どことも時間も曖昧だしなぁ。
どこにいようか。
まぁ教師で待ってればいいか。
俺は待った だいぶ うん 結構待った と思う だってもう。
御天道様いないよ!?
日が暮れてるよ?いくらなんでも待たせすぎじゃない?
でもあの子に言われちゃねぇ、
……腹減ったなぁしかし遅いなぁ、どうしようか俺
匡には先に帰ってもらったし
待とう!
その日、彼女は来なかった。
いくらなんでもひどすぎじゃない?
自分から言っといて来ないとかないでしょ!
朝早く起き 身支度をし家を出る
そいて学校で匡に言いつけてやる
ほんと女って何考えてっかわかんねぇ
通学路を歩いていると1人の少女とぶつかった
「あっごめんね、平気?」
子供には気軽に喋れるだって可愛いじゃん?(ロリコンではない)
その子は5歳くらいでちょうど魔法少女ものにハマっている。
と年頃だろう(偏見だぞ)
外見はやはり幼く大きい黄色い頭巾を被り、手提げ袋のようなものをひとつ持っていた。
俺とぶつかってしまい、転んでしまったのだ
怪我などはその子が着ているモコモコの洋服が身を守ったくれたらしいよかった
しかし朝はやくからどこへいくんだろう?
「すみません!いそいでいるのでしつれいします!」
すたたっと小さいあんよを回してどこかへ行ってしまった。
しっかりした子だなあ あれはいいお嫁さんになるぞ
さぁ俺も気を取り直して行きますか。
と思った矢先、
足下にキラリと光るものを、見つけた
なんだろこれ
さっきの子が落としちゃったのかな?
後を追いかけようとするも、少女の姿はどこにも見やたらない。
それをよく見ると砂時計のようなものであった。
しかし傾けても砂が落ちてこなく、
砂すら入っていない、
変なのー
今度会った時でも渡せばいいか。
その刹那青年は光に包まれた
眩いその輝きは砂時計からくるものであった
「くっ!眩しい! うわぁぁぁぁ!」
天は探す―
自分が無くしていたものを―
答えのない答えを―
1つの砂時計と一緒に…
いかがでしたか?
まだまだ始まったばかりですよ!
いよいよ奴らが動き出そうとしてます!
また、お会いしましょう!